キラキラの方へ。

しがないミソジのゆるふわ雑記

私は24時間テレビに期待したい

私は「24時間テレビ」に期待している。

これは皮肉でもなんでもない。

高齢者や障がい者、さらには途上国の福祉の実情を視聴者に知らせる」*1 ことに24時間費やすのは、1年を通してこの番組だけなのだから。

 

24時間テレビを見るきっかけになったのは嵐だった。2012年の嵐3回目のメインパーソナリティーの時に初め見た。見ていないながらも24時間テレビへのイメージはある程度あって、それは今も見たことがない方々とほぼ同じようなものだったと思う。嵐が出るとはいえ、もんもんとした気持ちを抱えながらの初試聴だった。

予想外にも、そこで私の偏見の一部は払拭された。出演者は真剣だし、ちゃんと感じているし、伝えようとしているということがわかったから。

けれど、改めて考えてみたいと思う。24時間テレビのことを。

今回私が違和感を感じてしまった24時間テレビの側面は、きっとずっとあったものだから。24時間テレビの全てを否定したいわけじゃ決してない。でも、在った違和感を無かったことにせず、書いておこうと思う。*2

 

【目次】

 

 

1)動機 

 

今年、実は私は期待していた。それは昨年NHKの『バリバラ』*3 から『感動ポルノ』*4 という形容できついつっこみを入れられていたからだ。それを受けて24時間テレビはどう出るのだろうかと。

残念なことが起こったのは、特別養子縁組について取り上げたコーナーでのことだった。

まず、ある”告白”をしたいと応募してきたある親子が紹介された。そして「一見幸せそうな家族」という男性ナレーション。(画面にも「幸せそうな家族」というテロップ。)そして「しかし…その告白は驚くべき内容でした」と続き、実は「私の子どもじゃない」という母親の告白となったのだった。

これに私は別の意味で驚いてしまった。

「幸せそうな家族」≠養子縁組の家族とでもいうのだろうか?それに、「驚くべき内容」という表現が適切なのか?いたずらに「衝撃的」に扱うべきことだろうか?違和感を感じた。

ここで勘違いしてほしくないのだが、私はこの”告白”自体に違和感があるのではない。そうした「真実告知」については以前ドキュメンタリー番組を見たことがあった。何も知らなかった私は物心ついてから伝えるものなのかと漠然と思っていたので、物心つく前に伝えることが多くなっていると知り驚いた。そして伝える時の決まった年齢などなくて、それぞれの親が悩み決断して伝えていることを知った。(24時間テレビのコーナー内でも物心つく前の4~6歳ごろの告知が増えていると紹介されていた。)だから、その決断を自らでして、テレビを利用することも自分で決めたのなら、その母親が「真実告知」をすることについて批判するつもりはない。テレビの前で初めての「真実告知」を行なうことに賛否両論あるのはわかる。子どもの顔出しは避けることもできただろう。でも、隠すようなことじゃない、もっと知ってほしい、考えてほしい、という母親の意思があるのだとしたら、明確に白黒つけられることではないと思う。(ちなみに以前見たドキュメンタリーでは、養子だと知ると、日本では「かわいそう」という反応をされることに驚くと言う海外在住の夫婦も紹介されていた。)

そうではなく、この家族や状況を表現する言葉が、全く相応しくない、と言いたいのだ。全てナレーションの言葉に対する違和感。けれど、そのナレーションは24時間テレビの「演出」を象徴しているように感じられて、私をがっかりさせた。

実は”告白”を待たずに、家族がチャンネルを変えたいと言ってきたため、その後は見られなかった。(私も抵抗する気力を失っていた。)けれど、これを書くにあたって某所で続きを見た。するとナレーションはさらに「本当の親子のように一緒に歩んできた5年間ですが」と続いた。そして”告白”を終えた後には「ずっと心に秘めていた隠し事がなくなり、本当の親子になった」というナレーション。…ああ、やっぱりダメだ。私の思い過ごしじゃなかった。ナレーションが完全にダメ。様々な事情でそうした”告白”をしないことを選択している家庭だってあるだろうに。伝えるか伝えないか悩んでいる家族だって、気がついていても言い出さないでいる子どもだっているだろうに。「隠し事がなくなった」=「本当の親子」とは、なんて暴力的な表現。そんなことにも想像力が及ばないのだろうか。

番組冒頭では、母親の「普通の子じゃない」という言葉に傷ついた義足の女性を紹介していた。にも関わらず「幸せそうな家族」とか「本当の親子」とか、とても抽象的で価値観や状況によって異なるような表現で、この親子をまとめてきたのだ。

もし出演者本人がこうした表現を使用していたのなら、ナレーションがそれを引用するのもしょうがないかもしれない。しかし誰もそんな表現は使っていない。唯一「本当の」は出てくるけれど、それは「本当のママじゃない」んだという母親の「真実告知」の言葉。それは、まだ小さい子に伝わるように、あえて厳選しだ言葉なのだと思う。やりとりの様子はとても真剣だったし、軽い気持ちで言った言葉ではないだろう。なのに。

”告白”現場に同席し、武道館でもVTR後のコメントを求められた櫻井翔さんは「これが新たな一歩と言うよりは、また昨日と明日と変わらないような一日になったらいいなと思ってます。(前後略)」と、述べていた。ナレーションとは明らかに違うテンション。何でこんなナレーションになっちゃったんだろう?確かに言葉は難しい。どう表現すれば良かったのか、正解を提示できるわけじゃない。だけど、今回伝えることをメインテーマにすえているにも関わらず、これか…。”テレビ番組”にするために、ここまで「衝撃的」に味付けする必要があるんだろうか?『感動ポルノ』という言葉が改めて意識された。

 

「え、そんな一言二言で?しかも一つのコーナーの?」と思われる方もいるだろう。(私も、一人だったら、それでもチャンネルを変えずに見ていただろうとは思う。)

けれど、そうした繊細さの無さを、今回私は他にも感じた。

まず、下記のコーナー紹介。

「フィギュア羽生結弦 テレビ初告白 少年と夢のアイスショーwith 郷ひろみ

2歳の時に小児ぜんそくと診断された羽生結弦選手が、病気を言い訳にせず世界のトップで戦い続ける思いをテレビで初告白。今回、羽生選手は同じぜんそくの少年にスケートを指導。
郷ひろみと共に病気に負けないで頑張っている子ども達にエールを送る夢のアイスショーを開催します。

特に「病気を言い訳にせず」という部分。「病気に負けないで」という表現もどうかと思う。「病気」を「戦争」に言い換えてみてほしい。戦時下の子どもに「戦争を言い訳にせず」という形容を使えるだろうか?戦争と同じように、病気を背負った子どもたちにも何のとがもないのだ。本人がそう表現するのはかまわない。そう思うことで気持ちを奮い立たせるタイプもいるだろう。他にも、同じ境遇の人間があえて言ってみせることもあるかもしれない。でもそれは互いの理解や信頼関係があって初めて行なわれるべきことだ。この紹介文には、元熱血教師がそのころの成功体験を引きずったまま、テレビ越しの何の関係もない青少年にまで、そうした熱い言葉をかけている時のような違和感があった。

24時間テレビは番組の公式ツイッターでもこの表現を使い、結果物議をかもしていた。 (医療的観点からも問題のある表現のようだ。)

このコーナーを見た。そうしたら、ナレーションではやはり「言い訳」という言葉を使っていた。しかし羽生選手は一度もそんな言い方をしていなかった。羽生選手は同じ境遇の男の子に「みんなと違う経験をしてるかもしれないけど、自分にとっては普通じゃない?別に人と比べる必要はないよ」と気負いなくナチュラルに話しかけていた。ナレーションと出演者の意識のかい離をまた感じた。

 

個人的には、こちらも気になった。「24時間テレビドラマスペシャル 『時代をつくった男 阿久悠物語』」のラテ欄の紹介文だ。「名曲5000生んだ天才作詞家知られざる苦悩・・・支えた妻の愛」というものだった。「支えた妻の愛」か…と。阿久悠氏をよく知っている人ならば、もしかすると「そんな存在が?」と興味をもつのかもしれないが、そういう年代をねらったドラマなのだろうか?実際に「支えた」のだろうが、型にはまった表現過ぎるのではないかと思えた。それに、そうした「内助の功」的価値観を見所として前面に出してくる番組の感性に疑問を感じた。

ここでも書いておきたいのだが、亀梨和也さん演じる阿久悠氏は新たな強い女性像を意識的に描いた作詞家であることがドラマでは強調されていた。松下奈緒さん演じる妻も一風変わっていて、家で待っている妻ではなく自分の好きなことを楽しみ、精神的には自立し合いながら大切にしあう夫婦として描かれていた。そして田中圭さん演じる上村一夫氏という大切な友人の存在も。なのに紹介文は「支えた妻の愛」。文字数での限界はあるだろうが、もっと他に何かなかったのだろうか?単純な感動のパターンに当てはめてしまってはいないだろうか?

 

これは重箱のスミをつつくような指摘だろうか?私は違うように思う。「スミ」ではなくて「重箱」規模の問題ではないだろうか。例えるなら、中の料理の素材は充実しているし、それぞれが”本物”なのに、ゆがんだ形の「重箱」につめられてしまっている、という状態。24時間テレビをちゃんと見ない人には、重箱しか見えないのだから大問題だ。

では、ナレーションや告知を修正すればそれで解消されるのか?残念ながらそれだけでない気がする。構造が単調になってしまっているのではないだろうか?重箱で例えるなら「味付け」、つまり演出が。2012年の嵐から見始め、もちろん全て見ているわけではないけれど、メイン企画内容を確認したときに「あまり進展がないな」と思ったのは、そうした構造の単調さがどこからともなく感じられるからだろう。

 

そこで、ではどうなれば「進展」したと思えるのか、考えてみたいと思った。

主に障害のある人との企画に関して取り上げる。(「しょうがい」には「障碍」や「障がい」といった様々な記載についての考え方がある。今回は『バリバラ』で使用されている「障害」を使用したいと思う。)

私は当事者ではないし、教育や福祉の密な関係者でもない。そんな立場なので、たぶんとても浅い。浅さゆえに繊細さに欠けたり、一面的だったりすることを私自身がしてしまうかもしれない。こわい。けれど、一度書いておきたい思う。それと、私が見ていないだけでもう充分やっているのだったら、「勘違いしていてごめんなさい」と謝りつつ喜びたい。

 

 

2)24時間テレビに期待すること

 

・個人のがんばり以外にも目を向けてほしい

今回の『バリバラ』のあそどっくさんのコーナーには思わず心動かされてしまった。自力で移動することができないあそどっくさんが熊本にある日本一長い3,333段の石段を登る挑戦。階段版ヒッチハイクのようなもので、高齢の人から子どもまで、色々な人の手を借りてじわじわ登っていく。途中、このペースで行くとヘルパーさんの拘束時間を過ぎてしまうため(この理由も味わい深い)断念するか?という状況になるのだが、階段を使ったトレーニング中の熊本高校サッカー部の集団に残りの段数をお願いできることになって、見事”夢”が達成できたのだった。あそどっくさんは「帰りもお願いします」と学生にちゃっかり伝えて、人に頼むという姿勢をひょうひょうと貫いていた。

私が心動かされたのは、あそどっくさんのような障害者と直接関わったことがないような人達が、戸惑いながらも、協力していた様子なのかもしれない。そうした人達はものすごくがんばって協力しているわけではない。「あそどっくさんを頂上に連れて行くために何週間もトレーニングをつみました」とか「あそどっくさんは本当にがんばっているので、僕もそれを返したいと思いました」みたいなことは全くない。こう言うと御幣があるかもしれないが、偶然通りかかった人が、無理のない範囲で協力しただけ。でもそれが素敵なことだと思った。できなかったりやりにくいことを”克服”するために”立ち向かう”みたいなやりかたもあるだろう。(あそどっくさんの登頂だって、感動演出にしようとすればできるだろう。)でもそれだけじゃない。少しずつ助け合うことで、どこかに大きな負担がかかることなく実現できることもある、というシンプルなことが感じられた。

24時間テレビは「やってあげている」ように見えることを排除しようと気を使いすぎるためか「本人の努力」を強調し、「協力し合えることは、協力し合う」みたいなことを取り除いてしまいがちなのではないだろうか。苦手な部分をサポートしあいながら挑戦するコーナーがあっても良いと思う。それも、力を入れすぎないで。共生社会というのはそういうものではないのかなと思ったりする。

 

・個人や家族以外のつながりにも言及してほしい

たいていのコーナーが本人と家族で完結してしまっている気がする。もっと幅広い関係に目を向けたコーナーがあっても良いのではないだろうか。

今回の企画「林修が日本一のチョーク工場へ 社員7割が知的障がい者」は、そういう意味では珍しいコーナーだった。

日本のチョーク業界シェア率ナンバー1を誇る会社「日本理化学工業株式会社」実は社員7割が知的障がい者である。「障がいがあるから仕事が出来ない」と決めつけず、「どうすれば健常者の手を借りず作業出来るのか」を考え、知的障がい者の人と共に成長した会社を林修が訪れる。

最初はかわいそうという同情→でも、障害がある人にとっての働く意味をとらえなおして→力が発揮できるよう工夫をして環境を整えた、ということだった。こうした社会的なつながりやサポートを取り上げることも増えたら良いなと思う。(ただし、働ける人ばかりを持ち上げる演出は避けてほしい。また、障害のある人が働く場の多様性や地域とのつながり等も紹介していってほしい。)

それと、障害のある人同士のつながりももっと取り上げられると良いのではないだろうか。今年の『ハートネットTV』で「働く聴覚障害者限定! 静かで熱い座談会」*5 という聴覚障害の人が複数人あつまってトークする企画があった。同じ「聴覚障害者」でも、それぞれの状況が大きく異なっていてとても興味深かった。障害のある人同士の交流を通して障害の多様さへの理解が深まるし、そうした障害がある人との関り方についても考えられる機会になると思う。

個人を取り上げると、どうしてもその人がその障害者の代表のように見えてしまいがちになる。そうした懸念も減らせるのではないだろうか。

 

・取り上げ方が難しいところ、わかりにくいところにも挑戦してほしい

29年度のデータによると*6、単一の障害種を対象とする特別支援学校の在学生100,770名のうち、知的障害の学生は78,955名(78%)、複数の障害種を対象とする特別支援学校の在学生39,051名のうち、一番多いのは知的と肢体不自由の重複障害の学生25,503名(65%)だという。

今回、知的障害の人を主にしたメイン企画は「林修が日本一のチョーク工場へ 社員7割が知的障がい者」と「子ども達が夢の仮装大賞に挑戦!仮装レジェンドと共演」の2つ。知的障害の人の状況は千差万別なので、それをふまえるとわりと狭い範囲が取り上げられていたように感じる。わかりやすさに落ち着かずに、もっと伝えることや理解することの難しさを含めて伝えてくれたら良いのにと思う。

 

・今、乗り越えていない人についても考えてほしい

今、一番サポートがほしいのは、”乗りこえ”られていない状況の人だろう。そういう人に手を伸ばせる企画はつくれないだろうか。困難な状況にある個人を取材するのは難しいと思うし、無神経なことになるかもしれないので、困難を抱える分野として特集するとかなら可能なのではないだろうか。

 

・健常者の意識にもスポットをあててほしい

普段障害者と関わる機会が少ない健常者にスポットを当てるコーナーがあっても良いのではないか。

『バリバラ』がやっている「ココがズレてる健常者」*7 的なことを、違うアプローチでも見てみたい。*8

 

・バラエティコーナーでも多様な人と関わってほしい

 『嵐にしやがれ』を今年も楽しんだ。でもせっかく24時間テレビの中でやるなら、障害のある人も何か関われないのだろうか。

普段接することが少ないだろうから、難しいところはあるかもと思う。でも難しいままで良いのだろうか?とも思う。24時間テレビの機会を使って、慣れていったら良いのではないだろうか。芸能人のそうした姿を見て、視聴者も障害のある人との接し方を省みられる。視聴者が自分の無理解を恥ずかしく思うくらいになったらすごいと思う。今年も小山慶一郎さんがさらっと手話をやる姿には尊敬のまなざしを向けてしまった。そういう体験をもっと増やしてほしい。

また、「感動」の中だけに障害者を閉じ込めることから脱することにもつながると思う。

 

・旬の作品とつながってほしい

24時間テレビのテーマとつながるような問題を扱った作品が毎年話題になっている。

例えば、2014年の『チョコレートドーナツ』*9、2015年の『みんなの学校』*10、2016年なら『聲の形*11 等。私は『聲の形』は見ていない。けれど、話題にはなっていたので興味はある。

こういう話題になった作品は、そのアプローチに賛否両論を巻き起こすものだったりするけれど、話題になる理由があると思う。どうして話題になっているのか、異なる意見や課題点もしっかりと紹介しながら、その作品が問いかけていることを考える機会を作ってほしい。

 

・ハード面や社会的な課題にも触れてほしい

今回の24時間テレビには下記のようなコーナーがあった。

「家族を支える母の右手~希望の義手~」

最新医療・最新技術:筋電義手筋電義手とは、筋肉が発する微弱な電気信号を利用して操作する義手のこと。日本での筋電義手普及率の低さ、そして現状を石原さとみが紹介する。

コーナーでは筋電義手の普及率は日本1%(ドイツ70%)だということ、使いこなすには1年くらいの訓練が必要なことを紹介しつつ、現在の日本の制度見直しについても言及していた。

こうした提案を扱うコーナーを支持したい。テレビで知らせる意義があると思う。

 

・福祉的メインコーナーを設けてほしい

メイン企画として、福祉界注目課題のようなコーナーを設けてほしい。

今年であれば、私は相模原障害者殺傷事件を取り上げてほしかった。福祉業界では話題にならざるを得ない事件だった。私自身、福祉関係に関わっている人と会うたびに話に出た事件だ。

昨年も今年も、24時間テレビを全て確認しているわけではないので、もしかすると扱っているのかもしれない。しかし、コーナー説明の言葉には一度も出てきていない。コーナーで扱うことが必要なテーマだと思う。(『バリバラ』、『ハートネットTV』はドキュメンタリー、テーマ論争など、経過を追ったり形を変えたりして何度も何度も取り上げていた。今年も7月に生放送を行なっている。)

そして、毎年、そうしたメインコーナーを設けてほしい。普段福祉系の問題に関心が薄い人にも見てもらえるという24時間テレビの力を発揮してほしい。

 

・毎年繰り返し、深まって行くコーナーがほしい

24時間テレビは、毎年振り出しからはじめているように感じられてしまう。

出演者は毎回違うのだし、24時間テレビを初めて見る人だっているのだからそうなるのもわかる。初めて見るようになった子どもたちだっているだろう。

だけど、私のように何度も見ている人間もいるのだし、深まっていったり継続するコーナーがあっても良いのではないだろうか。解決していない問題のその後を継続的に追うようなコーナーでも良いかもしれないし、もちろん楽しい系のコーナーでも良い。

 

・継続的な支援、社会的サポートやインフラ整備につながるようなアナウンスをしてほしい

24時間の募金で終わらないように、何か日常的にできる支援の方法をもっと紹介できないものだろうか。

お金がからんでくると紹介が難しくなることはあるだろう。なので、紹介先は公的な物事に絞られるかもしれない。それでも意義があると思う。

応急処置のハウツーなどを短いコーナーとして、24時間テレビの間に複数回扱ってはどうか、というツイートも見かけた。そうした医療的支援方法や、様々な障害のある人へのサポート例を紹介しても良いかもしれない。(『バリバラ』によると、同じ障害でも人よってサポートしてほしいことは異なるので、本人の意思を確認してほしいということだった。サポートの方法も型にはまった紹介にならないように気をつけてもらえると良いと思う。)

 

・これらの変化が、ライトな視聴者にもわかるくらいにしてほしい

私はコマーシャル中などにチャンネルを変えてもらったり、時折テレビをつけて確認をしていたのだが、たいてい感動的なBGMが流れていた。また、「つらかった→がんばった・支えた→のりこえた→ありがとう」の流れのどこかか…と心のどこかで思ってしまった。出演者は何も悪くない。でも「パターン化」して見えてしまう。「おっ」と思わせる変化をもっと感じさせてほしい。企画名やコーナー紹介を見ただけでも『感動ポルノ』から脱したことが伝わるようになったらすごいと思う。

 

 

 

3)終わりに 

 

24時間テレビでは、「24時間テレビの意義」が下記のように記載されている。

1978年(昭和53年)、日本テレビ開局25周年を記念し、テレビの持つメディアとしての特性を最大限に活用し、高齢者や障がい者、さらには途上国の福祉の実情を視聴者に知らせるとともに、広く募金を集め、思いやりのあふれた世の中を作るために活用する、との企画意図で始まりました。この募金の趣旨に沿った福祉活動を実施するため、非営利の任意団体「24時間テレビ」チャリティー委員会が組織され、現在では公益社団法人に移行し、国内外での活動を行っています。今「24時間テレビ」は、福祉・環境・災害復興の三本柱を援助の対象に掲げています。ともに同じ地球上に生きる人間として、さまざまな理由で苦しんでいる人々をこれからも支援していきます。またテレビメディアとしての機能を遺憾なく発揮し、私たちに何ができるかを訴え続けていきます。

これを見ると、「募金」が24時間テレビの大きな目的の一つであることがわかる。会場には毎年大きな募金集計モニターが設置され、最終募金額はその年の成果の指標の一つともなっているようだ。

そして、「募金」のために、健常者が寄付したくなるような番組作りをすることが正しいとするなら、私の提案のほとんどは意味がないものなのかもしれない。

「普通の子じゃない」と言われて傷ついた女性の挑戦が達成されたとき、その言葉を過去に投げかけてしまった母親が「普通の子以上にがんばり屋」と彼女をたたえていた。言っておきたいが、この言葉について批判する気は一切ない。ただ、この言葉には24時間テレビの演出が凝縮されているように思えてしまった。

24時間テレビでは、障害のある人が”普通”の人以上にがんばる姿が強調されるように感じる。まず、悲劇や困難が強調され、視聴者には苦しい状況にある人をサポートしたいという気持ちがわく。そして”普通”以上にがんばる姿を見せて、視聴者はその人にはサポートを受ける価値があると考える。こういうパターンをどうしても感じてとってしまう。そして、これこそが『感動ポルノ』と言われるものであり、かつ、短期的には募金につながりやすい構造なのではないだろうか。

でも、このパターンに留まることには危険がはらむように思う。逆説的に考えると、”普通”以上にがんばらないと、サポートする”価値”がないということにもなってしまいかねないから。

24時間テレビには、そんなつもりはないだろう。

でも、わかりやすい「感動」に安住していて良いのだろうか?と。

 

今回、この記事を書くにあたって、生では見られなかった部分もなるべく見るようにした。そうしたらやっぱり訴えかけられる瞬間があったし、出演者は活き活きとしていた。*12 個別に感想を書く余力がなくて申し訳ない。

テレビ番組なので、最終形がエンタメ系かスポーツ系に偏ってしまうのもわかる。それに今年は根性系の企画が少なめになったような気がしたし、根性系に挑戦するのも高校生以上が多くて個人的には安心した。また「告白」というテーマも、いわゆる”やらせ”のような企画をしなくても、”感動的”なシーンが自ずとつくれるので、よく考えられた設定だなとも思った。(ただし、どうしても”感動”の話になってしまうのだが…。)24時間テレビならではの特徴を出すことに難しさはあるのだろうが、少しずつ変わってきているのかなとも思う。私の脳みそではこれで限界だったけれど、きっと他にないおもしろさを見せていってくれるに違いない。

 

と、いうことで、私は来年の24時間テレビにも期待している。

そして『バリバラ』のつっこみや『ハートネットTV』*13 の丁寧さにも。

 

 

*1:24時間テレビ24時間テレビの意義」より

*2:日本テレビのディレクター岩下莞爾氏の手紙にもあったので。あと、今回は「である」調…気分的に。

*3:NHK バリバラ | 番組紹介

*4:『感動ポルノ』番組の構造を、感動へのステップ①大変な日常→ステップ②過去の栄光→ステップ③悲劇→ステップ④仲間の支え→ステップ⑤いつでもポジティブ、と分析していた。また、「不幸でかわいそう」×「けなげにがんばる」=「感動」の方程式であると。

*5:http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201706132000

*6:http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/06/29/1386911_001.pdf

*7:NHK バリバラ | ココがズレてる健常者

*8:話は飛ぶが、アイドルがパーソナリティをつとめることはとても意味があると思う。アイドルが関わっていることで、興味をもつきっかけになることが一つ。アイドルの人となりや成長や変化を見たいから、そうした番組には試聴意欲がわくことがもう一つ。そして、アイドルに感情移入して追体験しやすくなることが一つ。アイドルの人々には、どんどん色んな体験をして、私達視聴者を考えさせてほしい。

*9:映画『チョコレートドーナツ』 オフィシャルサイト

*10:映画『みんなの学校』公式サイト

*11:映画『聲の形』公式サイト

*12:ここに書くけど、今年のパーソナリティについて言えば、石原さとみちゃんは色々すげーなと感心したし、小山さんの感情表現の豊かさやアイドルアピールにもぐっときたし、亀梨くんの歌声や決めるとこ決める感も良かったし、翔さんのお祖父さんのコーナーでの「こんな家族の物語をテレビでお伝えするのは恥ずかしい限りなんですけれど、このVTRをもってお伝えしたいことはただ一つで、僕ができなかったおじいさんとかおばあさんとかひいおじいさんとかひいおばあさんとか、もしご存命のご家族がいるなら、まさに”告白”と言うか、別に戦争のことだけじゃなくていいんですけれども、その時代に何を感じどう思ったのかということを是非今ご覧いただいたみなさんにも聞いてもらいたいなという風に思います」という言葉は彼が言う意味があったんじゃないかとすごく思った。思い上がりなんかじゃないよ!

*13:「#8月31日の夜に。」の企画も挑戦的で良かった。

雨がふっても一人:初 FUJI ROCKの話(補足・感想・その他をくどくど編)

24時間テレビ」おつかれさまでした!!

…と言いつつ、こっちの話題をやりきってしまうね!タイトルはさみしそうですが、いやいやめっちゃ楽しかったよ、という初FUJI ROCKの話の続きです。*1

 

前回の「道程編」、補足説明というものが全然なかったですね。私よりよっぽど詳しく的確に紹介されている方々がいるので必要ないと思って、ついすっとばしてしまったのだけど、下記にちょいと補足します。でも興味が出たら、ぜひもっと詳しくて丁寧で比較検証とかしてる写真満載の情報を読んでください。

 

【目次】

 

FUJI ROCKとは

はじめに|フジロックフェスティバル '17 ←こちらをどうぞ!(早くも公式に投げた。)

「自然と音楽の共生」を目指し、1997年夏、富士山麓・天神山スキー場で誕生。

20回の歴史の中でフジロックは、「ゴミゼロナビゲーション」をはじめとした様々な環境保全活動を来場者と共に行い、「世界一クリーンなフェス」として国内外から高い評価を受けるまでになりました。

世界各国の音に、食、アート、アトラクション、映画などのお楽しみ、その合間には、自然そのものを感じたり、環境に配慮する姿勢や社会のことを考えてみたりするちょっとしたきっかけがちりばめられています。

「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」
その上で、音楽と自然を自由に楽しみ、出演者、来場者、スタッフの全員で創り上げていくフェスティバル。それがフジロック・フェスティバルです。

 

「自然」がFUJI ROCKの特色であり、重要な意味をもつと思われます。”遠い”とか”過酷”といったイメージはそこから来ていて、FUJI ROCKの魅力とは表裏一体なのですね。

 

FUJI ROCKの主催、企画制作をしているSMASH Corporation*2 の代表日高正博さんのインタビューにも、FUJI ROCKの考え方が垣間見れておもしろいです。↓

【日高代表 緊急インタビュー 後編】大将が20年目を振り返る&今年のヘッドライナー裏話 | fujirockers.org

これはよく話すんだけど、「通過しようとしていたステージから初めて聴く音楽に捕まっちゃって、自分の目当てのバンドが見られなかった」みたいなのが、俺の最高の夢なんだよね。あとは、3日間なーんにも見ないで過ごすこと。ビール飲みながら原っぱに寝っ転がって、ステージの音漏れが聴こえてきて、みんなはいろんな格好で楽しそうに歩いてる。それで、今日一日何も見なかった。そういうのもフェスティバル。別にお客さんに強要しているわけじゃないけど、そういう雰囲気にしていきたいと思ってる。

ライブを見て、予定よりついつい長居してしまったり、離れがたかったミュージシャンはたくさんいました。移動中は音漏れを楽しみながら歩いたし。きっと、そういうことはたくさんの人の中で起きてると思います!*3

ただ、私はFUJI ROCK初心者だから、絶対音楽聴きたい(笑)たぶん目をギラギラとさせて「あっちに行ったら、こっちに行って…」みたいな感覚ではなくて、どこに行っても良い音楽が当たり前のようにあって、ゆったり安心して楽しめる音楽的パラダイスみたいな空間にしたい、という意味なのかな。その場の空気にも全てが行き渡っているような。

 

2017年の概要

開催場所:新潟県湯沢町苗場スキー場

開催日:2017年は 7/28(金)、29(土)、30(日)の3日間。7/27(木)に前夜祭もあり。

チケット代:一般発売では1日券19,000円、2日券36,000円、3日通し券43,000円

 一般の前に割引の先行発売あり。(来年もそうかはわかりません。)

 わぁ(笑)「高いと思うか安いと思うかは、あなた次第です」ってヤツですね。

 入場の際にはリストバンドに交換するのですが、今年は会場だけでなく、事前にリストバンドの発送サービスがある販売会社もありました。そのおかげか、会場でのリストバンド交換は大変スムーズでした。

開催概要|フジロックフェスティバル '17 ←例によって詳細はこちらを。

 

ステージのこと

ステージ・施設|フジロックフェスティバル '17

13ステージもある!通りかかったステージもいくつかありますが、しっかり聴けたのは7ステージだったので、ようやく半分くらいですね。その他に、食、アート、アトラクション、映画などのコーナーや、キャンプという楽しみもあるわけですから、耳も身も心もおなかいっぱいになるのも納得。

各ステージには特色があり、ステージごと楽しむ雰囲気がありました。ずっとオープンしているステージばかりではなく、夕方や夜~朝方にかけて開くステージもあります。ちなみに、大きさだけをざっくり言うと、順にGREEN STAGE(約40,000人)、WHITE STAGE(約15,000人)、RED MARQUEE(約5,000人)、FIELD OF HEAVEN(約5,000人)とのこと。「ヘッドライナー」と言われる、その日の目玉ミュージシャンは、GREEN STAGEのトリをつとめるのが定番のようです。

音の漏れ合いを防ぐためにも各ステージ間には一定の距離があいていて、大きなステージ間の移動は、徒歩15~20分ほどを見積もる必要があります。(この点も人によっては”過酷”に感じるのかも?)

 

加藤さんの行程

…もわかる範囲でまとめようかと思いましたが、せっかく楽しんできた加藤さんをびびらせるかもしれないのでやめます(笑)

…と下書きしていたら、加藤さん自身がラジオ『SORASHIGE BOOK』で詳細に暴露してたw 自分の経路をしゃべりたい気持ちはすごくわかる、うん。公表したならば書き出しても良いよね?(ラジオの前半をうっかり聞き逃し、CHAIがかかったところから聞いたので、追加情報があったら補足するかもです。)加藤さんのコメントについては、たぶん他にきちんとまとめてくれる方がいる…。

 

7/28(金)

深夜に到着

(入り口手前にあるROOKIE A GO-GOや、GREEN STAGEなどを見て回ったとか)

 

7/29(土)
まねだ聖子 @ORANGE CAFE
Cocco @GREEN STAGE
never young beach @RED MARQUEE
CORNELIUS @GREEN STAGE 
小沢健二 @WHITE STAGE
APHEX TWIN @GREEN STAGE
MONDO GROSSO @TRIBAL CIRCUS(RED MARQUEEと同じ場所)

 

7/30(日)
T字路s @FIELD OF HEAVEN
LOVE PSYCHEDELICO @FIELD OF HEAVEN
レキシ @WHITE STAGE
YUKI @GREEN STAGE
LORDE @GREEN STAGE
THUNDERCAT @FIELD OF HEAVEN
BJÖRK @GREEN STAGE
青葉市子 @PYRAMID GARDEN

 

各ミュージシャンの音源にとべる、FUJI ROCKのラインナップ紹介はこちら↓

ラインナップ|フジロックフェスティバル '17

 

今年のFUJI ROCKの様子

ムービー↓(加藤さんが見たというミュージシャンの中で、私が判別できたのは、2:08頃~LORDE、2:39頃~CORNELIUS、かな(少なっ)。判別できず申し訳ない。BGMはTHE XX。)

www.youtube.com

レポート↓

FUJIROCK EXPRESS '17 | フジロック会場から最新レポートをお届け*4

「今年のフジロックの模様を一挙放送!」情報↓

FUJI ROCK FESTIVAL '17|フジロックフェスティバル '17

 

 

補足終了。では、感想に戻ります。

 

個人的検討事項(覚書なので、私の興味関心のみ。)

いつ帰るか問題

ヘッドライナー(トリ)までいられた方が満足感は高い。私は1日目しかいられなかったので、2日目のヘッドライナーまでいたかったなぁと思った。しかし、ヘッドライナーまでいると帰宅は翌日になる。たぶん回復に半日はかかるので、翌日は丸1日使えなくなる可能性が高い。ヘッドライナーを我慢してその日のうちに戻れば、翌日の午後は働ける。…日程と相談かな。(新潟から半日くらいで帰れる場合の話です。)

宿泊先問題

会場から歩けるところがベストな気がする。時間的な融通が利くから。ただし、駅付近に泊まった今回も、駅からの送迎があり、深夜まで大浴場が使えるのは大変快適だった。悩む。※キャンプの可能性は今のところ考えていない。

 

次回に活かしたいこと

・トイレ:いつも混んでいるところと比較的すいているところがあるっぽかったので、すいているトイレをねらうのが吉と思われる。出演ミュージシャンにもよると思うけれど、WHITE STAGE付近の女子トイレは数も多くて私が使用した時は比較的すいていた。対してWHITE STAGEからGREEN STAGEに向かう途中のトイレはいつでも混んでいたような。

電子マネー:活用すべし。そしてチャージはなるべく地元でしておきたい。私は1日目にうっかりスイカのチャージをし忘れて現金払いをしたのだが、2日目は越後湯沢駅で行列に並んでチャージした。回避できる行列は回避したい。

・土曜の朝:めちゃ混む。(前回記載の通り)

・移動:余裕を持って。

 

初参加で考える、FUJI ROCKの魅力とは

どこに行ってもハイクオリティかつ熱量の高いステージが展開されている

個人的にはこれにつきる。好みはあれど、どこに行ってもすごかった。きっと行けなかったステージもそうなのだろう。国もジャンルも多彩な音楽に、数日間絶え間なく浸かれる幸せ。初聴きだって、魅せられる。*5

音響もきっと良いのだと思う。気になることはほとんどなかった。GREEN STAGEのモニターも大きくてすごく見やすかった。

それに、それを受け取る側にも楽しもうとする気持ちがあふれてる(気がする)。雨の中でもご機嫌な人たちがいっぱいだった。

移動も楽しい

移動の道には、木のトンネルあり、橋あり、川原で遊ぶ人あり。そして、子どもたち向けのスペースや、バルーンのオブジェや、ゴンちゃんというキャラクターの岩などなども。自然×人工のミックスアドベンチャー。※この記事のアイキャッチ画像はKIDS LANDのメリーゴーランドです。↓

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それと、集中して行程をこなして行く、という充実感もありました。私の場合は。(レインポンチョも前々日に購入し、前日に計画を立てた人間が言うことではない?)たとえ予想通りに行かなくても困らないし、かえって楽しい予想外もある。計画を立てるタイプの人も楽しめるし、無計画なタイプでも楽しめるw

 

とにかく、私はすごい楽しめた、とここにご報告いたします。

キャンプ!酒!仲間!といった楽しみ方もあるだろうし、楽しみ方は十人十色ですね、きっと。

 

ただ、今年はモラルが問題になった年でもあるようです。

fujirockexpress.net

fujirockexpress.net

個人的な印象では、今年の参加者だけに特化した問題というよりも、天候に負けた人が多かったのではないかと感じています。(ゴンちゃん問題は除くけど→まだゴンちゃんをもっていかないで | FUJIROCK EXPRESS '17 | フジロック会場から最新レポートをお届け)初参加者がわかったようなことを、と言われたら反論できないのですが。

3日間雨が続いた今年は、ここ数年の中で天候的には一番過酷だったらしいです。(晴れた方がつらいタイプもいるとは思いますが。)見通しが良くない帽子をかぶって、足場の悪い道を行き来し、体力的にも消耗したところで、配慮が欠けがちになったり、志も低くなってしまったのかなぁと。フェスティバル注意事項|フジロックフェスティバル '17という注意事項があるにもかかわらず、屋根があって雨がしのげるRED MARQUEEのスタンディングスペースにイスを出して注意されている人達も見たし、GREEN STAGEには無人のイスがゴロゴロ放置されていました。

数年スパンで見れば、FUJI ROCKの敷居が低くなってきたということはあるかもしれません。インフラ整備も進んでいるそうですし、”フェス”流行はFUJI ROCKにまで達したのでしょう。海外からの参加者が増えているとの分析も見かけました。改めて、そういう新しい参加者に”FUJI ROCK”を伝える必要が出てきたのではないでしょうか。(私が言うことではないが…。)

それに伴って、初参加の立場として言わせてもらいたいのは、以前からの参加者の方々も新しい参加者を受入れてほしいということ。と言うのも、今年は元フリッパーズ・ギターの2人(小沢氏、小山田氏)が出たからミーハーが多くてマナーが悪かったんだ、というようなツイートを見かけたから。すごい残念な気持ちになりました。流入する新規参加者を精査したいなら、ラインナップを先鋭化したり、広告の打ち方をとがらせていけば良いこと。運営側がそういう方針でないのなら、参加者同士がいがみ合っても不毛。*6 共存の道を探るしかないと思います。いろんな人が気持ちよく参加できる場を。ゴミ問題への反応の中に「来年はゴミ拾いをしよう」というツイートを見かけましたが、もし来年参加できたら私もそうしたいと思います。(ここに書いたからにはしなければ…汗)

 

さて、私も失敗談を一つ。1日目に入り口入ってすぐ、本来は一人1枚のゴミ袋を誤って複数枚もらってしまいました。ただでさえドキドキしてるし、入り口付近って色々こなさなきゃいけないから、いっぱいいっぱいだったのですよ。そうしたら後ろの女子集団に「1枚ずつなのにね~」的な聞かせる系陰口を言われて、しょっぱなからざっくりダメージを受けました。一人でいるときに、敵対的な姿勢で正しいことを陰口ってくる集団ほど精神的にやられるものはない…(かもしれない)。「わかってない人なんだなぁ(くすっ)」という優しい態度で「ゴミ袋は一人1枚ですよ?(こらっ)」って話しかけてくれたら、「あ、すいません!勘違いしてました!教えてくれてありがとう!(照れっ)」で済んだのにな…。あえて敵対的に臨むのはやめてくれ…。そっちは集団なんだしさ、心に余裕を持って接してくれ…。ゴミ袋の件が軽いことだって言いたいわけじゃないけど、そんな言う? FUJI ROCKマウンティングなの?*7…と、入り口の段階で、早速一人初参加の過酷さを味わったのでした。大人でも傷つくよ(涙)弱メンタルだから。すみません、愚痴でした。

 

来年のFUJI ROCKについて 

読んでくれた方の中には、来年行こうと思っている方もいるかもしれませんね。2018年は、7/27(金)、28(土)、29(日)の3日間だそうです。

なお、個人的には、元々の参加動機が加藤さんだったとしても気にすることはないと思う。*8 そこでの振舞いが周囲の人をひどく不快にしたり、権利を侵すものにならなければ問題なし。逆に、それはFUJI ROCKに限らず、普段の生活でも同じこと。いつでも心がけるべきことだと思います。(J-webでの八乙女君の空港や駅でのマナー喚起が頭をよぎる。8/21のです。読めるようでしたら、是非。伝えてほしいって書いてあるものだから。)加藤さんが好きで、かつFUJI ROCKに興味がある方は、大丈夫と思いつつ。

来年は、ちょうどすぐ近くの大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ*9 の開催年ですし、足を伸ばしてついでに『水と土の芸術祭』*10 に行っちゃうのも良いかもしれませんよ!?FUJI ROCKは出演アーティストの撮影を禁じているけれど、芸術祭系は積極的にインスタ対応をしているものと思われます。きっと”インスタ栄え”する写真がいっぱい撮れます。*11 もちろん全ての作品というわけではないでしょうから、ルールを確認して守ることが大前提ですけども。

こうした芸術祭が広がっている理由も、フェス流行と重なる部分はありますよね。いろんなきっかけで見に行く人がいて良いんじゃないかと思っています。芸術系のイベントが安泰だとはまだまだ思えないし、結果として音楽や美術にさらなる魅力を発見してくれるきっかけになれば良いじゃないか、と。そうできないのなら、それは見せる側聴かせる側の力不足…なのかもしれない、くらいの気持ちでやるしかないと思う。*12 

そして、そこで得られた利益はアーティストやミュージシャンをはじめとした関係スタッフにしっかり還元してほしい。ボランティアの酷使反対。

あ、話がさらに飛びますけどオリンピックもね!オリンピックまでの期間だけにつぎ込むだけで終わらないでねって思います。

 

一応、今思ったことを。浅くて甘い人間なので精進します。

偉そうに聞こえるかもしれないけど、最下層の一人からの願いです、これは。

 

多大な脱線をして、終了します。では。

(勢いで上げますので、誤字脱字、意味不明な箇所多いかも!)

 

 

*1:またタイトルを勢いで決めてしまった…。

*2:他には朝霧JAMの企画制作など。トクマルシューゴ氏のやっているTonofon Festivalの企画制作にも関わっているのですね!昨年行けたのだけど、リラックスした気持ちの良い空間でした。今思うと確かにちょっとFUJI ROCK味あるかも。

*3:KちゃんNEWSでミュージシャンとの「出会い」を語っていた加藤さんはそのあたりよくわかってる!小山さんに「めんどくさい」と言われるほどに笑

*4:この「フジロッカーズ!」みたいな雰囲気には個人的には全くついていけないが、こういうものなのでしょう、メイン層は。←

*5:他のフェスとの相対評価ではありません。好みもあると思います。

*6:運営側は、選別よりも、啓蒙する気持ちなんじゃないかと推測。実際はどうなのか。

*7:「マウンティング」使ってみたくて入れてみましたw 気持ちの良い言葉じゃないけど。

*8:今年初参加で、「加藤さんに影響されたんじゃない」と言いたくて、これを書いた口で言う。

*9:大地の芸術祭の里とは - 大地の芸術祭の里

*10:水と土の芸術祭とは | ABOUT

*11:これは各方面への嫌味ではなく、純粋な宣伝。関係者じゃないけど。

*12:実体験として、私は加藤さんの舞台『中の人』がおもしろかったのが大変ありがたかった。それだけがきっかけではないけれど、確実に舞台というジャンルへの関心につながりました。

雨がふっても一人:初 FUJI ROCKの話(道程編)

FUJI ROCK FESTIVAL'17へ行ってきました。

意識高い系音楽リスナーか、リア充なアウトドア派か、SNSを駆使するパリピ以外には居場所がないと思っていたところへ、とうとう。結論的には、そのどれでもない、内向的でインドアな一般人(=私)が一人参加で行っても充分に楽しめました!雨に次ぐ雨でも。

これ↓書いたときには、まさか行くことにするとは思ってなかった。

chikachika04.hateblo.jp

 

【目次 】

 

なぜ、今さら書くのか

FUJI ROCKから早1ヶ月が経とうとしています。元々ブログで報告するつもりはありませんでした。自分の中だけで充分満足だったのと、音楽を語る能力はないという自覚があり、しかし特異なエピソードはなく、その後珍しく時間が取りにくい時期が続いたため。すでに思い出として完結していました。

そこにふってきた、NEWSの加藤シゲアキ氏がFUJI ROCKへ行っていたという情報。「わー、私も行った!」という純粋な驚きと、「報告しておかねば、来年行った場合に加藤さんに影響されたと思われるのでは…」というみみっちい自意識により、書くことにしました。我ながら浅はかな理由。『装苑』『いのちのうた2017』などなど、そして『24時間テレビ』と、「そっちを書くべきじゃない?」案件がたくさんたまっているのですが、とりいそぎ。

ちなみに加藤さんの日程とは少ししか重なっていないです。それに、訪問先ミュージシャンがたぶん違う。J-webとラジオの話から想像するに。(日曜のラジオの内容によっては追記します!)

期待にも嫉妬(?)にも応えられない、単なる報告・感想・覚書ですが、ご興味あれば。

8/28追記:加藤さんの行程については、ざっくりと次の記事でまとめました。↓

chikachika04.hateblo.jp

 

なぜ、これまで行かなかったのか

それは、冒頭に書いたように、私は意識高い系音楽リスナーでも、リア充なアウトドア派でも、SNSを駆使するパリピでもないから。(ザ・偏見)

意識高い系音楽リスナーではない、という話:

恥ずかしながら洋楽はたまーーーに聴くくらい。そんなんなので、ましてやライブに行く対象とは思っていない。FUJI ROCKって”音楽通”の洋楽派が行くものだと思っていた。

リア充なアウトドア派ではない、という話:

アウトドア=団体行動の印象があるけど、そういう友人関係が1mmもない。FUJI ROCKに行こうと誘ってくるような友人もいない。一人アウトドア派(釣りとか?)でも、もちろんない。バイタリティ的にも体力的にも心配。

SNSを駆使するパリピではない、という話:

SNSで活発なコミュニケーションを取るタイプでもない。私生活をアピールする気概もない。むしろ行ったことは隠していたい。

と、いうわけで、行っても場違い感を味わうだけだろうと思っていたのです。

でも、憧れはありました。FUJI ROCKを心から好むような知的でシャレオツなセンスがある人間になりたかったぜ、的な(残念な)憧れが。

 

なぜ、今年行くことにしたか

まず、出演者が気になった。洋楽をほとんど聴かない人間なもので、これまであまりFUJI ROCKのラインナップとは縁がなかったのですが、今年は少なくとも日本からの出演ミュージシャンがツボでした。FUJI ROCKのラインナップ傾向が変わったのか自分が変わったのかは、これまでの出演者を熟知していないのでわかりません。今年のラインナップは90年代を意識していると言われたりもしているとか。その影響はあったかもしれません。思春期は90年代なもので。あと、ここ数年ライブに行く機会が増えてはいたので、洋楽主体のフェスの中で、普段自分が好んでいる日本のミュージシャンの演奏を聴くとどう感じるのか、に興味がわきました。

それに洋楽の方も、興味のあるビッグネームがチラホラ。でも、それはたぶん毎年のことですので、やっぱり日本のミュージシャンがきっかけでした。白状してしまうと。(その後、せっかく行くなら今後聴ける可能性のある出演者より、海外ミュージシャンを優先しようと考え直し、一応そのように動いたのですけどね。)

そして、加藤さんとは正反対のような理由で恥ずかしいのですが、今年仕事が減っちゃって、この時期例年よりもヒマでして…。体力だって落ちてく一方だし、こんなに条件がそろっている今年行かなかったら、もう一生行かないかも、と思ったのが後押しになりました。(仕事がないことへの危機感はどこへ。)

 

参加日程

28(金)に出発~29(土)に帰宅。滞在日程は1日半といったところ。

3日ある日程のうち2日間だけにしたのは、体力がもたないのではないかと思ったから。

1日目と3日目のラインナップを自分の好みによって見比べ、1日目に軍配があがりました。(3日目も色々見たかった!追加ミュージシャンにも気になる人がいたし。)

 

装備(覚書代わりに一応メモしておきますが、初参加でしかもほぼ雨という天候での感想です。それを念頭にお読みください。)

服装:Tシャツと楽な薄手ジーンズ。

感想:〇

足元が泥はねで汚れてしまったので、スパッツ×スカート(短パン)の方が正解なのかもと思いました。着替えのボリュームが少なくて、清潔でいられるのはスパッツなのですね。スカートだったら、さくっと着替えられるので便利そう。短パンでも良いだろうと思います。(これまでは、イキってる山ガール的服装だと思っていた。ザ・偏見Ⅱ)

 

バッグ:リュック。ぬれること前提の普段使いリュック。中身は全てジップロックに。

感想:〇

問題なし。ただ雨の中で、ジップロックを開け閉めするのは手間ではある。なので、ジップロックのチャックの向きをそろえるとか、分類をしっかりしておくとか、袋の口を見て中身がわかるようにしておくとか、細かな手間が必要でした。それと、意外に腰に負担が来た。ちゃんとしたリュックなら重くても腰に来にくいのかもとも思うので、腰が弱い人は要検討。

 

足元:持っていたトレッキングシューズ。ミドルカットのわりとしっかりしたもの。以前ちょっとした裏山の中をうろうろする機会があり、その時に底の薄いスニーカーで行ってものすごく疲れた経験があったので購入していました。

感想:◎

楽だ…。靴は大事。雨もしみなかった。さすが!日常では長靴も使用していますが、歩きやすさ疲れにくさではトレッキングシューズの圧勝だと思います。ガツガツ移動したい人はトレッキングシューズが安心なのでは。ただ、帰ってきたときに洗う手間は長靴の方が格段に楽でしょう。

 

雨具:レインポンチョ。1万前後のものをデザイン優先で購入。予算的に、ゴアテックスはあきらめました。参加するのは今年だけかもしれない、とその時点では思っていましたので。

感想:△

汗なのか雨なのかわかりませんが、2日目は少々湿りました。2日目に出かける前に防水スプレーとかしていたら良かったのかも。雨予報の場合、やはりゴアテックス級の防水性があるものの方が快適なのかもしれないです。使っていないのではっきりとはわかりませんが。でも、軽い雨なら、1万円前後のポンチョでも問題ないと思いました。

雨具のポンチョ VS 2ピース問題については、ポンチョしか体験していないので判断つかず。ポンチョのすそがバサバサするのは、人に当たりそうだし、地面につきそうで少々気になりました。座ると足が出ちゃって雨にぬれるのも困る。でも2ピースは荷物が心配かな。荷物用のカバーも値がはるし…。(ゴミ袋をアレンジしてリュックにかぶせている人もいました。アイデア。)あと、2ピースは雨模様が微妙な時の、下のズボンをはくのかはかないのか問題がめんどそう。はいたら暑そうだし…。実際雨が激しくなったらはこうと思って、ズボンも持っていっていたのですが、結局はかなかった。ポンチョ+足元に巻くタイプのカバー(チャックつき)が、着脱的には一番楽なのかもと思いました。※2ピースの雨具については全くの想像なんで信用しないで。

 

帽子:紫外線カット&撥水性のものを購入。

感想:×

ゴアテックスとかの防水性帽子を買えば良かったー!3,000円くらい上乗せすれば買えたのに!ここでケチるんじゃなかったー!」と思いました。撥水性のものは雨が続くと水を含んでしまいます。そうなると雨が止んでも重いし、接触しているところが濡れる…。速乾だから乾きは速かったけれど、乾くまでがなにかと不快でした。(防水性なら水を含まないと思って書いてるんだけど、そうよね?含んじゃうんなら、撥水性と同じになっちゃうんだけど。撥水性の帽子でも、防水スプレーをかけていけば良かったのか?) 

それと、かぶり方に注意が必要だとわかった。ポンチョのフードの下にかぶって斜め上を見上げていると、雨が帽子のつばを伝って背中に入ってくる。ダメ、絶対。ちょっと恥ずかしいが、フードの上から帽子をかぶるのが正解だと思う。

 

イス:持っていた、3本脚の折りたたみイス。背もたれなし。

感想:〇

イス選びは、FUJI ROCKでどう過ごしたいかによって選ぶものが変わる気がします。個人的にはこのイスで正解でした。私はよくおススメされているゆったり系のイスではなく、あっさりした3本脚の座面が高めのイスを持参しました。なぜなら、家にあったから。このタイプの良いところは、ちょいと座りたいときにパッと座れること。さくっと出せて、さくっとたためる。(これは楽です。短い時間でもさくっと座れる。)座高が高いこと。(意外に重要な気がしました。まず立ち座りにおける足の負担が少ない。いちいちしゃがみこむのは徐々におっくうになるだろうと思うので。座面が低いとポンチョや荷物が地面についちゃいそうだし。それと見晴らしが良い。座面が低いと前が見えにくいだろうなーと思います。座面が高い分、後ろの人に配慮しなければならないので、座る場所には気をつかいましたけど。)場所をとらないこと。(ゆったり系のイスは自分の足を投げ出して座る感じなので、場所をとるように思います。3本脚はまっすぐ座るのでコンパクト。大きなイスは広げられないくらいのスペースにもちょこんと置けました。)

ただ、頻繁に移動するのではなく、ゆったり陣取って音楽を聴きたい人なら、背もたれも腕置きもあって、体を沈めてリラックスできるゆったり系のイスが良いのかも。3本脚ではさすがにリラックスはできなかった…。

移動と言えば、持っていったイスは肩掛けベルトがあったのが大変便利でした!両手がフリーになるから助かる。ちなみに、たたむのが面倒だからか、リラックス系のイスを頭に抱えて移動する人達がいて、それは危険なんじゃないかと思いました。特に雨でぬかるんだ地面を両手を上げて歩くのはすべりやすそう…。イスの足が汚れていたら、周囲を歩く人も嫌ですしね。 

 

小物:(持ち物リストではない。覚書。)

保温できる水筒

→お酒主体の人には必要ないだろうけど、そうでないなら、あると良い気がします。今年は寒かったので、あたたかい飲み物をそのままキープできるのはありがたかった。体調が悪くなることを極力避けたかったので、お酒類をひかえて、あたたかい飲み物をちびちび飲んでいたおかげでトイレにもそれほど行かずにすみました。

ウェットティッシュ

→必要。手の汚れにも使えるし、イスの脚を拭くのに活用できました。移動する際に、さっとイスの脚を拭けば、服の汚れを気にしたり、周りの人に迷惑をかける心配もなし!

薄手のストール

→便利。寒かった時にはさっと首巻に。雨具の中で脱ぎ着する必要がないので楽でした。暑いときには手ぬぐいとかでも良いかも。

ライト

→持って行かなかったのですが、あった方が良いと思いました。夜はやっぱり足元が見にくい!特にぬかるんでいる場合は見えたほうが安全だなーと。チラホラすべったり転んだりしている人を見かけました。

 

私の道程(誰も求めていないだろうけど、…記録だから!)

移動方法:新幹線+越後湯沢駅からはシャトルバス。行きだけ500円支払い。帰りは無料。

宿泊:オフィシャルツアーの女性相部屋@越後湯沢駅周辺。テントを一人で立てる自信がないし、とにかく体力が心配だったのでしっかり寝る場所は確保。

※オフィシャルツアーを利用したので、オフィシャルツアーの人用の荷物預かり所を500円で利用できました。会場に持って入る荷物以外は、そこへ。もし連泊するなら、ホテルのロッカーも使用できそう。(駅のロッカーは閉まる時間が早いようだったので、使用を断念。) 

 

ミュージシャン道程

<ざっくり>

1日目:7/28(金)

DOCTOR PRATS(スペイン)→グループ魂(日※)→RAG'N'BONE MAN(英)→OGRE YOU ASSHOLE(日★〇)→サニーデイ・サービス(日〇)→ヒカシュー(日)→The XX(英★)→ドミコ(日※)→SAMPHA(英)→GRILAZ(英)→yahyel(日〇)→CHAI(日〇)

 

2日目:7/29(土)

DAY WAVE(米★)→Cocco(日★)→CHRONIXX(ジャマイカ)→THE AVALANCHES(オーストラリア)→THE LEMON TWIGS(米★)→CORNELIUS(日)→TEMPLES(英)→Tempalay(日)

 

↑のマークについて

★:最初から最後まで聴いた、※:ゴメン、つまみ・ながら聴き、〇:FUJI ROCK以前にも生で聴いたこと有

(結局、日本のミュージシャンを見てるっちゃ見てる。それにしても、★マークの少なさ!えげつない回り方をしたという自覚はあります。一人だと、気力がある限り移動しちゃうんだよな…。)

 

<プチ感想つき>

1日目:7/28(金)

越後湯沢駅シャトルバス待ちの大行列だったため、想定より遅れての会場到着。さらに、手荷物を預けたり、リストバンドに交換したり。混んではいなかったけれど、初参加で場所がよくわからず、行ったり来たりしてしまった。)

DOCTOR PRATS @WHITE STAGE(途中から最後まで):とにかく楽しい!金管楽器も出てくるし、演奏しながらの振り付けやステップ披露も。フジロックの一発目は盛り上げ役なんだなーと思った。

グループ魂 @GREEN STAGE(最後の方をチラ見):下ネタの嵐w それでもかっこいい阿部さん(破壊)はすごい。村杉蝉之介さん(バイト君)のサカナ君のマネが異様にうまかった。上がる。

RAG'N'BONE MAN @GREEN STAGE(最初から途中まで):声の力がすごい。太くて低い声が迫力。聴かせる。ワールドワイドな表現力。

OGRE YOU ASSHOLE @FIELD OF HEAVEN(最初から最後まで):『コインランドリー』の頃知って、ここ数年意識的にライブへも行くようになったバンド。演奏はいつものOGREだと思ったけど、どうだったのだろう。かなり前の方で見られた。近くで見ると、どちらのギターがどの音を演奏しているかがわかって良い。(普段からわかれ。)出戸さんは目をつぶって歌ったりするんだなー、馬渕さんの髪は美女だなーとくだらないことも思ったりした。たぶん、28日最大の雨降りはOGRE中。

ORANGE CAFEの方へ昼食に。テーブル・イスがあるテント食堂がある。雨をしのげる場所があって助かった。食べている最中に雨はやんだ模様。)

サニーデイ・サービス @FIELD OF HEAVEN(途中から最後まで):思春期からずっと聴いているけれど、ライブは2回目。改めてサニーデイ好き、と思った。懐かしい曲や甘酸っぱい曲のセットリストでキュンとさせられつつも、熱い演奏を見せてくれた。なんだカッケーな、と。『苺畑でつかまえて』は音源ではピンと来ていなかったのだけれど、歌と間奏が絶妙な曲だとわかった。『セツナ』は好きだと思ってたけど、生で聴くと思ってた以上に好きだった。デザートでも食べながら後方で見ようと思っていた考えを改め、途中から前に移動。サニーデイ好きが集っているのでイントロでいちいちわく。私はそこまでは知らぬな…と反省。

ヒカシュー @Café de Paris(途中から最後まで):私が行った中では一番奥のステージ。すっごい低い声からどっから出てるのかわからん高い声まで多彩で、現代アートのパフォーマンスのような曲もあった。私のFUJI ROCKの幅をアーティスティックな方向へも広げてくれた。行って良かった。

The XX @GREEN STAGE(最初から最後まで):ステキだった。音がすごく今っぽくて、新たなステージに行っている気がした。女性ギターのRomyさんがキュート!ぐっと来たようで、最後にメンバーで肩を組んで去って行ったのが印象的。関係者でもないのに、ホスト国の住人としてちょっとうれしかったな。夜になって、ライティングもきれいだった。

苗場食堂ドミコを聴きながら食事。一度聴いてみたかったのでラッキー。FUJI ROCKで聴くとすごく元気でポップに感じた。食事とドミコであったまった。)

SAMPHA @RED MARQUEE(途中から最後まで):音楽的にはツボではないのだけれど、増田さんが好きなKanye氏とのコラボミュージシャンだということで、興味本位で見に行った(←白い目で見てください)。が、カッコ良かった!SAMPHA氏はパーカッション演奏もするのだね。メンバーが一ヶ所に集まってのセッションシーンに結構上がった。それとビジュアル面のセンス良し。まず衣装が全員白。何かの宗教的衣装かと思っていたけれど、後で写真を見るとただのTシャツだったようで驚いた。アーチ状のバックのライティングが祭殿みたいだったのも、宗教祭事っぽく感じた原因かも。普段聴かないジャンルの音楽に触れられたのは、結果良かった。

GRILAZ @GREEN STAGE(途中から最後まで):強い。(語彙力。)バックのアニメはさすがのGRILAZ。戦闘機から銃撃を受けて逃げまくるなどの、日本だったらちょっと暴力的で浮いてしまうような演出がよくはまっていた。どの曲もかっこいい。

yahyel @RED MARQUEE(途中から途中まで):今回は集大成という気持ちで望んだそう。気合の入りすぎか、ちょっと声が上に外れていたところがチラホラあったような気がする。でも『Once』の安定感はすごかった。高音と低音のバランスが好み。天井のうごめく蛍光灯のライティングも良かった。FUJI ROCKでも映像含め総合的に魅せていた。

CHAI @ROOKIE A GO-GO(最初から途中まで):帰りのバスの時間がせまっていたので、ちょろっとだけ。始まる前からけっこうな人。そしてやっぱり声が好き。でも今回はボーカルの音量を小さめにしてた?もう少し主張しても良いのではと思った。またちゃんと見たい!

越後湯沢駅への最終バス25:00に間に合う。最終を目指してくる人が多く、思ったより並んだ。)

 

2日目:7/29(土)

(土曜の人出はすごい…。普通に行けばサンボマスターの頭から、昨日くらいでもおしりには間に合うかと思っていたら全く間に合わず。土曜日をなめていた。見たかったthe fin.も見られず。両方とも日本のバンドだからいずれ、ね。)

DAY WAVE @RED MARQUEE(最初から最後まで):今回のFUJI ROCKで一番の収穫だったかもしれない。すっごい好みだった。音がキラキラ☆ジューシー!MCであまりしゃべらないところも良い。カバー曲のセンスも良い人のようで、周りの方々がカバー曲に盛り上がってた。後で知ったのだけど、ソロ・プロジェクトなのね。完全にバンドだと思っていた。(早速CDを購入したのだけれど、音源だと少々物足りなく感じてしまうのは何故?私は音源だと眠くなる系の曲が、ライブでは好きなようだ…。キセルも…げふんげふん。)

(食事。雨によってチャイが増量…。座りたいときに、雨の中で立ちご飯、というのがFUJI ROCKで一番つらかったかもしれない。その次が雨の中のトイレ行列。それ以外はそんなにつらくない。)

Cocco @GREEN STAGE(最初から最後まで):私の思春期に埋め込まれている『Raining』。とても楽しみにしていた。気合を入れて前の方へ!初Coccoは想像以上にCoccoだった。Coocoが「神」って言われるわけを実感したような気がする。神聖な存在というか、浮世離れしている雰囲気がある。英語ではハキハキしゃべるのに「ありがとう」が蚊のなくような声なのは何故?愛しすぎる。白いドレスと花束。別れの礼がバレエ仕込のしなやかさだった。歌声も切実だったりやさしかったり、涙腺を何度か刺激された。終了後の移動中、「Coccoのように生きたい」と熱弁している女の子がいて、私には無理…と思った。Coccoは奇跡のような存在だよ。

CHRONIXX @WHITE STAGE(最初から途中まで):少々集中力に欠きながら聴いてしまったけれど、私にとっての2日目のFUJI ROCKの音楽性を格段に広げてくれた。ピースフルな気持ちになった。

THE AVALANCHES @GREEN STAGE(途中から最後まで):楽しい!セクシーなお姉さんがノリノリであおってくるのだ。サウンドオブミュージックの曲なんかもサンプリングされてて、きっとどんな人も引っかかるところがあるのだろう。盛り上がるのがすごくわかる。GREEN STAGEの出演者は誰からも好かれるタイプなのだね。愛にあふれてる。

THE LEMON TWIGS @RED MARQUEE(最初から最後まで):兄弟のキャラの違いが楽しい。兄(たぶん)は「レディース&ジェントルマン」と挨拶し、ひねくれたメロディーのポップな曲を演奏し、弟(たぶん)は兄よりもロックよりの曲で、上半身裸でリンダリンダ的見事なロック飛びを披露したり客席に降りたり。エンタメ的にも楽しすぎた。あと演奏パターンの多彩さに驚いた。二人とも演奏楽器は一種ではなく、ドラムとギター、鍵盤(兄?)も演奏できて、楽器担当のパターンがいくつもあるのだ。サポートの人も、鍵盤もコーラスもドラムもやっていた。で、このごろハモリ好きを自覚してきた私としては、コーラスが響いた。途中で移動しようと思っていたのに、最後まで見てしまい、終わったときには自然に笑顔になっていた。

CORNELIUS @GREEN STAGE(途中から途中まで):これまでコーネリアスは音源で聴く系音楽だと思ってたのは完全に間違いだった。コーネリアスのライブはいい!!「これをバンドで?」みたいな曲をやってくる。それがまたすごくパワフルでかっこいい。生の音が、鮮やかに、凸凹に、活き活きと、せまってくる。『STAR FRUITS SURF RIDER』もやってくれて、うわぁぁとなった。夜に映える演出。『あなたがいるなら』を聴きながら移動した私は本当にバカだ…。

TEMPLES @RED MARQUEE(最初から途中まで):コーネリアスから移動してしまった後悔を引きずっていたので少々上の空だったかも。しかし完成度の高い曲だというのは充分わかった。コーネリアスの後では、整い過ぎているように感じたくらい。

Tempalay @苗場食堂(最初から途中まで):生で聴くのを楽しみにしていた。Gt&Voの小原さんの指骨折事件があり、同世代の他のバンドメンバーがサポートギターとして代わる代わる出てくるという特別バージョン。(Tempalayの件については、はてなブログの執筆者に関係者がいらしてびっくり。裏側を知ることができる→Tempalayが好き過ぎた結果フジロックのTempalayでギターを弾いちゃった奇跡 - Yuta Hoshi)新幹線の最終時間がせまっていたため、アルバム『5曲』*1 収録の『New York City』を、私のFUJI ROCK最後の曲にして離脱。

(バスは全然混んでいなくて待たずに乗れた。少々肩すかし。土曜日中に帰る人は少ないみたいで苦笑しつつ、 ゆとりを持って駅に到着。

なお、小沢健二氏については、帰る時間がせまっていた・ステージが奥まった方だった・激混みすることが予想できた、(あと、実は、がっつりハマったことはないから、ミーハー精神で行くのもなぁ) という理由であきらめました。エポック的場であったのは確かだろうと思うので、少々心残りではある。しかし、Tempalayの骨折事件もなかなかのもの。←)

 

長くなったので、まさかの、続きます。

 

*1:TempalayはNEWSの『EMMA』販売と同時期に『5曲』という2nd EPを販売していた。『EMMA』を受け取りに行った際に試聴して、一緒に購入したのが出会い。タイミング、ありがたや。新曲の『革命前夜』も好きだなぁ。8/30(水)に新アルバムを出すそう。