キラキラの方へ。

しがないミソジのゆるふわ雑記

雨がふっても一人:初 FUJI ROCKの話(補足・感想・その他をくどくど編)

24時間テレビ」おつかれさまでした!!

…と言いつつ、こっちの話題をやりきってしまうね!タイトルはさみしそうですが、いやいやめっちゃ楽しかったよ、という初FUJI ROCKの話の続きです。*1

 

前回の「道程編」、補足説明というものが全然なかったですね。私よりよっぽど詳しく的確に紹介されている方々がいるので必要ないと思って、ついすっとばしてしまったのだけど、下記にちょいと補足します。でも興味が出たら、ぜひもっと詳しくて丁寧で比較検証とかしてる写真満載の情報を読んでください。

 

【目次】

 

FUJI ROCKとは

はじめに|フジロックフェスティバル '17 ←こちらをどうぞ!(早くも公式に投げた。)

「自然と音楽の共生」を目指し、1997年夏、富士山麓・天神山スキー場で誕生。

20回の歴史の中でフジロックは、「ゴミゼロナビゲーション」をはじめとした様々な環境保全活動を来場者と共に行い、「世界一クリーンなフェス」として国内外から高い評価を受けるまでになりました。

世界各国の音に、食、アート、アトラクション、映画などのお楽しみ、その合間には、自然そのものを感じたり、環境に配慮する姿勢や社会のことを考えてみたりするちょっとしたきっかけがちりばめられています。

「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」
その上で、音楽と自然を自由に楽しみ、出演者、来場者、スタッフの全員で創り上げていくフェスティバル。それがフジロック・フェスティバルです。

 

「自然」がFUJI ROCKの特色であり、重要な意味をもつと思われます。”遠い”とか”過酷”といったイメージはそこから来ていて、FUJI ROCKの魅力とは表裏一体なのですね。

 

FUJI ROCKの主催、企画制作をしているSMASH Corporation*2 の代表日高正博さんのインタビューにも、FUJI ROCKの考え方が垣間見れておもしろいです。↓

【日高代表 緊急インタビュー 後編】大将が20年目を振り返る&今年のヘッドライナー裏話 | fujirockers.org

これはよく話すんだけど、「通過しようとしていたステージから初めて聴く音楽に捕まっちゃって、自分の目当てのバンドが見られなかった」みたいなのが、俺の最高の夢なんだよね。あとは、3日間なーんにも見ないで過ごすこと。ビール飲みながら原っぱに寝っ転がって、ステージの音漏れが聴こえてきて、みんなはいろんな格好で楽しそうに歩いてる。それで、今日一日何も見なかった。そういうのもフェスティバル。別にお客さんに強要しているわけじゃないけど、そういう雰囲気にしていきたいと思ってる。

ライブを見て、予定よりついつい長居してしまったり、離れがたかったミュージシャンはたくさんいました。移動中は音漏れを楽しみながら歩いたし。きっと、そういうことはたくさんの人の中で起きてると思います!*3

ただ、私はFUJI ROCK初心者だから、絶対音楽聴きたい(笑)たぶん目をギラギラとさせて「あっちに行ったら、こっちに行って…」みたいな感覚ではなくて、どこに行っても良い音楽が当たり前のようにあって、ゆったり安心して楽しめる音楽的パラダイスみたいな空間にしたい、という意味なのかな。その場の空気にも全てが行き渡っているような。

 

2017年の概要

開催場所:新潟県湯沢町苗場スキー場

開催日:2017年は 7/28(金)、29(土)、30(日)の3日間。7/27(木)に前夜祭もあり。

チケット代:一般発売では1日券19,000円、2日券36,000円、3日通し券43,000円

 一般の前に割引の先行発売あり。(来年もそうかはわかりません。)

 わぁ(笑)「高いと思うか安いと思うかは、あなた次第です」ってヤツですね。

 入場の際にはリストバンドに交換するのですが、今年は会場だけでなく、事前にリストバンドの発送サービスがある販売会社もありました。そのおかげか、会場でのリストバンド交換は大変スムーズでした。

開催概要|フジロックフェスティバル '17 ←例によって詳細はこちらを。

 

ステージのこと

ステージ・施設|フジロックフェスティバル '17

13ステージもある!通りかかったステージもいくつかありますが、しっかり聴けたのは7ステージだったので、ようやく半分くらいですね。その他に、食、アート、アトラクション、映画などのコーナーや、キャンプという楽しみもあるわけですから、耳も身も心もおなかいっぱいになるのも納得。

各ステージには特色があり、ステージごと楽しむ雰囲気がありました。ずっとオープンしているステージばかりではなく、夕方や夜~朝方にかけて開くステージもあります。ちなみに、大きさだけをざっくり言うと、順にGREEN STAGE(約40,000人)、WHITE STAGE(約15,000人)、RED MARQUEE(約5,000人)、FIELD OF HEAVEN(約5,000人)とのこと。「ヘッドライナー」と言われる、その日の目玉ミュージシャンは、GREEN STAGEのトリをつとめるのが定番のようです。

音の漏れ合いを防ぐためにも各ステージ間には一定の距離があいていて、大きなステージ間の移動は、徒歩15~20分ほどを見積もる必要があります。(この点も人によっては”過酷”に感じるのかも?)

 

加藤さんの行程

…もわかる範囲でまとめようかと思いましたが、せっかく楽しんできた加藤さんをびびらせるかもしれないのでやめます(笑)

…と下書きしていたら、加藤さん自身がラジオ『SORASHIGE BOOK』で詳細に暴露してたw 自分の経路をしゃべりたい気持ちはすごくわかる、うん。公表したならば書き出しても良いよね?(ラジオの前半をうっかり聞き逃し、CHAIがかかったところから聞いたので、追加情報があったら補足するかもです。)加藤さんのコメントについては、たぶん他にきちんとまとめてくれる方がいる…。

 

7/28(金)

深夜に到着

(入り口手前にあるROOKIE A GO-GOや、GREEN STAGEなどを見て回ったとか)

 

7/29(土)
まねだ聖子 @ORANGE CAFE
Cocco @GREEN STAGE
never young beach @RED MARQUEE
CORNELIUS @GREEN STAGE 
小沢健二 @WHITE STAGE
APHEX TWIN @GREEN STAGE
MONDO GROSSO @TRIBAL CIRCUS(RED MARQUEEと同じ場所)

 

7/30(日)
T字路s @FIELD OF HEAVEN
LOVE PSYCHEDELICO @FIELD OF HEAVEN
レキシ @WHITE STAGE
YUKI @GREEN STAGE
LORDE @GREEN STAGE
THUNDERCAT @FIELD OF HEAVEN
BJÖRK @GREEN STAGE
青葉市子 @PYRAMID GARDEN

 

各ミュージシャンの音源にとべる、FUJI ROCKのラインナップ紹介はこちら↓

ラインナップ|フジロックフェスティバル '17

 

今年のFUJI ROCKの様子

ムービー↓(加藤さんが見たというミュージシャンの中で、私が判別できたのは、2:08頃~LORDE、2:39頃~CORNELIUS、かな(少なっ)。判別できず申し訳ない。BGMはTHE XX。)

www.youtube.com

レポート↓

FUJIROCK EXPRESS '17 | フジロック会場から最新レポートをお届け*4

「今年のフジロックの模様を一挙放送!」情報↓

FUJI ROCK FESTIVAL '17|フジロックフェスティバル '17

 

 

補足終了。では、感想に戻ります。

 

個人的検討事項(覚書なので、私の興味関心のみ。)

いつ帰るか問題

ヘッドライナー(トリ)までいられた方が満足感は高い。私は1日目しかいられなかったので、2日目のヘッドライナーまでいたかったなぁと思った。しかし、ヘッドライナーまでいると帰宅は翌日になる。たぶん回復に半日はかかるので、翌日は丸1日使えなくなる可能性が高い。ヘッドライナーを我慢してその日のうちに戻れば、翌日の午後は働ける。…日程と相談かな。(新潟から半日くらいで帰れる場合の話です。)

宿泊先問題

会場から歩けるところがベストな気がする。時間的な融通が利くから。ただし、駅付近に泊まった今回も、駅からの送迎があり、深夜まで大浴場が使えるのは大変快適だった。悩む。※キャンプの可能性は今のところ考えていない。

 

次回に活かしたいこと

・トイレ:いつも混んでいるところと比較的すいているところがあるっぽかったので、すいているトイレをねらうのが吉と思われる。出演ミュージシャンにもよると思うけれど、WHITE STAGE付近の女子トイレは数も多くて私が使用した時は比較的すいていた。対してWHITE STAGEからGREEN STAGEに向かう途中のトイレはいつでも混んでいたような。

電子マネー:活用すべし。そしてチャージはなるべく地元でしておきたい。私は1日目にうっかりスイカのチャージをし忘れて現金払いをしたのだが、2日目は越後湯沢駅で行列に並んでチャージした。回避できる行列は回避したい。

・土曜の朝:めちゃ混む。(前回記載の通り)

・移動:余裕を持って。

 

初参加で考える、FUJI ROCKの魅力とは

どこに行ってもハイクオリティかつ熱量の高いステージが展開されている

個人的にはこれにつきる。好みはあれど、どこに行ってもすごかった。きっと行けなかったステージもそうなのだろう。国もジャンルも多彩な音楽に、数日間絶え間なく浸かれる幸せ。初聴きだって、魅せられる。*5

音響もきっと良いのだと思う。気になることはほとんどなかった。GREEN STAGEのモニターも大きくてすごく見やすかった。

それに、それを受け取る側にも楽しもうとする気持ちがあふれてる(気がする)。雨の中でもご機嫌な人たちがいっぱいだった。

移動も楽しい

移動の道には、木のトンネルあり、橋あり、川原で遊ぶ人あり。そして、子どもたち向けのスペースや、バルーンのオブジェや、ゴンちゃんというキャラクターの岩などなども。自然×人工のミックスアドベンチャー。※この記事のアイキャッチ画像はKIDS LANDのメリーゴーランドです。↓

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それと、集中して行程をこなして行く、という充実感もありました。私の場合は。(レインポンチョも前々日に購入し、前日に計画を立てた人間が言うことではない?)たとえ予想通りに行かなくても困らないし、かえって楽しい予想外もある。計画を立てるタイプの人も楽しめるし、無計画なタイプでも楽しめるw

 

とにかく、私はすごい楽しめた、とここにご報告いたします。

キャンプ!酒!仲間!といった楽しみ方もあるだろうし、楽しみ方は十人十色ですね、きっと。

 

ただ、今年はモラルが問題になった年でもあるようです。

fujirockexpress.net

fujirockexpress.net

個人的な印象では、今年の参加者だけに特化した問題というよりも、天候に負けた人が多かったのではないかと感じています。(ゴンちゃん問題は除くけど→まだゴンちゃんをもっていかないで | FUJIROCK EXPRESS '17 | フジロック会場から最新レポートをお届け)初参加者がわかったようなことを、と言われたら反論できないのですが。

3日間雨が続いた今年は、ここ数年の中で天候的には一番過酷だったらしいです。(晴れた方がつらいタイプもいるとは思いますが。)見通しが良くない帽子をかぶって、足場の悪い道を行き来し、体力的にも消耗したところで、配慮が欠けがちになったり、志も低くなってしまったのかなぁと。フェスティバル注意事項|フジロックフェスティバル '17という注意事項があるにもかかわらず、屋根があって雨がしのげるRED MARQUEEのスタンディングスペースにイスを出して注意されている人達も見たし、GREEN STAGEには無人のイスがゴロゴロ放置されていました。

数年スパンで見れば、FUJI ROCKの敷居が低くなってきたということはあるかもしれません。インフラ整備も進んでいるそうですし、”フェス”流行はFUJI ROCKにまで達したのでしょう。海外からの参加者が増えているとの分析も見かけました。改めて、そういう新しい参加者に”FUJI ROCK”を伝える必要が出てきたのではないでしょうか。(私が言うことではないが…。)

それに伴って、初参加の立場として言わせてもらいたいのは、以前からの参加者の方々も新しい参加者を受入れてほしいということ。と言うのも、今年は元フリッパーズ・ギターの2人(小沢氏、小山田氏)が出たからミーハーが多くてマナーが悪かったんだ、というようなツイートを見かけたから。すごい残念な気持ちになりました。流入する新規参加者を精査したいなら、ラインナップを先鋭化したり、広告の打ち方をとがらせていけば良いこと。運営側がそういう方針でないのなら、参加者同士がいがみ合っても不毛。*6 共存の道を探るしかないと思います。いろんな人が気持ちよく参加できる場を。ゴミ問題への反応の中に「来年はゴミ拾いをしよう」というツイートを見かけましたが、もし来年参加できたら私もそうしたいと思います。(ここに書いたからにはしなければ…汗)

 

さて、私も失敗談を一つ。1日目に入り口入ってすぐ、本来は一人1枚のゴミ袋を誤って複数枚もらってしまいました。ただでさえドキドキしてるし、入り口付近って色々こなさなきゃいけないから、いっぱいいっぱいだったのですよ。そうしたら後ろの女子集団に「1枚ずつなのにね~」的な聞かせる系陰口を言われて、しょっぱなからざっくりダメージを受けました。一人でいるときに、敵対的な姿勢で正しいことを陰口ってくる集団ほど精神的にやられるものはない…(かもしれない)。「わかってない人なんだなぁ(くすっ)」という優しい態度で「ゴミ袋は一人1枚ですよ?(こらっ)」って話しかけてくれたら、「あ、すいません!勘違いしてました!教えてくれてありがとう!(照れっ)」で済んだのにな…。あえて敵対的に臨むのはやめてくれ…。そっちは集団なんだしさ、心に余裕を持って接してくれ…。ゴミ袋の件が軽いことだって言いたいわけじゃないけど、そんな言う? FUJI ROCKマウンティングなの?*7…と、入り口の段階で、早速一人初参加の過酷さを味わったのでした。大人でも傷つくよ(涙)弱メンタルだから。すみません、愚痴でした。

 

来年のFUJI ROCKについて 

読んでくれた方の中には、来年行こうと思っている方もいるかもしれませんね。2018年は、7/27(金)、28(土)、29(日)の3日間だそうです。

なお、個人的には、元々の参加動機が加藤さんだったとしても気にすることはないと思う。*8 そこでの振舞いが周囲の人をひどく不快にしたり、権利を侵すものにならなければ問題なし。逆に、それはFUJI ROCKに限らず、普段の生活でも同じこと。いつでも心がけるべきことだと思います。(J-webでの八乙女君の空港や駅でのマナー喚起が頭をよぎる。8/21のです。読めるようでしたら、是非。伝えてほしいって書いてあるものだから。)加藤さんが好きで、かつFUJI ROCKに興味がある方は、大丈夫と思いつつ。

来年は、ちょうどすぐ近くの大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ*9 の開催年ですし、足を伸ばしてついでに『水と土の芸術祭』*10 に行っちゃうのも良いかもしれませんよ!?FUJI ROCKは出演アーティストの撮影を禁じているけれど、芸術祭系は積極的にインスタ対応をしているものと思われます。きっと”インスタ栄え”する写真がいっぱい撮れます。*11 もちろん全ての作品というわけではないでしょうから、ルールを確認して守ることが大前提ですけども。

こうした芸術祭が広がっている理由も、フェス流行と重なる部分はありますよね。いろんなきっかけで見に行く人がいて良いんじゃないかと思っています。芸術系のイベントが安泰だとはまだまだ思えないし、結果として音楽や美術にさらなる魅力を発見してくれるきっかけになれば良いじゃないか、と。そうできないのなら、それは見せる側聴かせる側の力不足…なのかもしれない、くらいの気持ちでやるしかないと思う。*12 

そして、そこで得られた利益はアーティストやミュージシャンをはじめとした関係スタッフにしっかり還元してほしい。ボランティアの酷使反対。

あ、話がさらに飛びますけどオリンピックもね!オリンピックまでの期間だけにつぎ込むだけで終わらないでねって思います。

 

一応、今思ったことを。浅くて甘い人間なので精進します。

偉そうに聞こえるかもしれないけど、最下層の一人からの願いです、これは。

 

多大な脱線をして、終了します。では。

(勢いで上げますので、誤字脱字、意味不明な箇所多いかも!)

 

 

*1:またタイトルを勢いで決めてしまった…。

*2:他には朝霧JAMの企画制作など。トクマルシューゴ氏のやっているTonofon Festivalの企画制作にも関わっているのですね!昨年行けたのだけど、リラックスした気持ちの良い空間でした。今思うと確かにちょっとFUJI ROCK味あるかも。

*3:KちゃんNEWSでミュージシャンとの「出会い」を語っていた加藤さんはそのあたりよくわかってる!小山さんに「めんどくさい」と言われるほどに笑

*4:この「フジロッカーズ!」みたいな雰囲気には個人的には全くついていけないが、こういうものなのでしょう、メイン層は。←

*5:他のフェスとの相対評価ではありません。好みもあると思います。

*6:運営側は、選別よりも、啓蒙する気持ちなんじゃないかと推測。実際はどうなのか。

*7:「マウンティング」使ってみたくて入れてみましたw 気持ちの良い言葉じゃないけど。

*8:今年初参加で、「加藤さんに影響されたんじゃない」と言いたくて、これを書いた口で言う。

*9:大地の芸術祭の里とは - 大地の芸術祭の里

*10:水と土の芸術祭とは | ABOUT

*11:これは各方面への嫌味ではなく、純粋な宣伝。関係者じゃないけど。

*12:実体験として、私は加藤さんの舞台『中の人』がおもしろかったのが大変ありがたかった。それだけがきっかけではないけれど、確実に舞台というジャンルへの関心につながりました。