キラキラの方へ。

しがないミソジのゆるふわ雑記

霧と風とバスタブと(猫):今、「小山さん彡」を感じるモノたち

小山さん、34歳の誕生日おめでとうございます!@一昨日*1

昨年は「×スピッツ」として、私がその人に抱いているイメージと重なるスピッツの曲をあげて勝手に誕生日祝いとしていましたが、今年はさらに謎なことをしていきたいと思います。それは「×アート作品」という試み!我ながらなんて謎な…(汗)

やってみての結論は「めちゃくちゃ難しい」。作品のことも作者のことも理解がまるで足りないから、自分の印象を語るのみ。ザル状態の理解で書くほど恐ろしく、かつ恥ずかしいことはない。きっと後で見返したら恥ずかしいことこの上なし。しかーし、やってみます。やってみたくなってしまったので。誰の得にもならないが、ただ私の楽しみのために。←

 

小山さんは言葉を操る人なのに、パッと思い浮かんだのは、不思議とどれも言語化できないような”雰囲気”をまとった作品でした。その他の候補として”風景”がモチーフになっている作品もあったのですが、こちらも”雰囲気”とか”空気感”を感じる作品でした。小山さんを具体的な物に例えてイメージしようとすると、どうしても「本当にそうだろうか?なんだか違う面もあるような?」という落ち着かない気持ちが生まれて、「これだ!」と言えそうなものを見出せなくて。

小山さんって「ちゃらいw」って思うときも確かにあるし、「あざといw」ってときもある。誕生日のJ-webやラジオもなかなかの軽やかさでしたw*2

だけど、なんとなくふわっとした雰囲気を感じてしまう。それは必ずしも悪い意味ではなく、”やわらかい”というか”やさしい”というか、そういうことでもあります。

小山さんは他者に何かを強く押し付けたりしない。相手を立てる、相手の意見を聞く、そんな姿勢がありますよね。だから相手によって色の異なる『KちゃんNEWS』ができるのだよね。それは話し方や物腰のやわらかさから受ける印象もあるのかもしれません。

そこに、常に相手と一定の距離を保っているような感覚もあって、”軽く”とか”適当に”あしらっているように思えてしまう時もたまーにある(笑)でもそれは、こちらがちょっとさみしく思って駄々をこねているようなもの。小山さんはその時々に全体のことを考えて対応してくれているのだと思っています。(メンバーだけの時なんかはゆるゆるだったりするのかもだけどw)

ちなみに私は小山さんに対しては心配しがちなタイプ。すぐ「小山さん、大丈夫かな?」って思っちゃうw 小山さんにころがされてるのかも、と思いながらも。私が心配したってしょうがないし、心配する必要もないって思うんですけどね。*3

なぜ心配しがちになるかというと、小山さんはなんだか”気にしい”な人のような気がしてるから。でも”気にしい”な自分をさらっと流せる、自分の感情を”大人に”処理できる人のような気もする。流せる技を身につけた人、というか。ふわっと傷ついて、でもふわっと自分で修復して…。でもやっぱり本質は”気にしい”。そんな感じ。(何を言ってるんだろうか。)

それと、小山さんはすごく素直な人に思える。実際に素直なんだろう。でも…小山さんは簡単には人に心をひらかなそう。小山さんに心底嫌われたらきっと一生許してもらえなさそう。けれど表面上はやさしく接してくれるようなこわさがありそう。でも小山さんはそこまで人を嫌いになることはほとんどなさそう。嫌いになりそうだったらその人をうまく避けそう。繊細な自分に意識的にベールをかけていそう。…私の抱く小山さんイメージはそんなとりとめのないものです。

”強い”とか”弱い”とかって一概には言えないものだと思うのですが、小山さんは特にそれが複雑に存在している人のような気がします。例えば、自分の弱さを克服しようとぶつかっていくばかりが強さではないですよね。弱みを自覚して、それをうまく回避して強みの方へ持っていったりすることも一つの強さだと思います。したたかな強さ。小山さんはこのあたりが器用そう。でもね、器用なんだけど、本人が意識しないところにバグが溜まっていってしまいそうで心配になるのです。気がつかないうちに疲れてないかな?いっぱいいっぱいになってないかな?とね。まぁ、だとしても、きっちりしっかり消化しているとわかっていますよ?夢の国に行ったりしてね?w 仕事人だもの。だから勝手に心配してるだけなんだけど。

私には小山さんについて語ることがひどく難しい。(誰についても同様ですが汗 どこまで行ってもバイアス越し…。)小山さんという人物は層のようになっていて、めくる度に正反対に感じる面が見えそうな、あやうい魅力がある気がします。きっと素直な人なのに、状況によって色々な技を出し入れしているから?私がつかめてないからそう感じるだけなのかもしれないけど。あくまで個人的な、今の、印象です。

 

では、いよいよ作品をあげながら、その作品のイメージと小山さんのイメージについてからませる方法で進めまーす。

ちなみに、一つ条件にしたのは、自分が見たことのある作品であること。実際に見たなら「私はこう感じた」と主張できるかなと。感じ方は自由ですからね…。その時の私はそう感じたんだから…。いいじゃないか…。(始める前に逃げまくる)*4 

 

1.「小山さんの包容力」について

中谷芙二子《氷河の滝-グリーンランド2017/フォグノズル、高圧ポンプシステム、制御システム一式、上水/サイズ可変『氷河の滝-グリーンランド』は、毎時15分、45分に自動発生

↓8:50頃~をご覧ください。

www.youtube.com

「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展 | HERMES - エルメス公式サイト

銀座のエルメスなんて入れるご身分の人間じゃないんですけどね(デフォルトが卑屈)、ギャラリーがあるのでごくたまに行きます。ドアマンがいるんですよ!!ひ~。だから「私はギャラリー目当てなんで!」と強く念じて入ります。店員さんの目だって気にしないさ~。(心配ないさ~♪のテンションで。)でも店内では立ち止まらずにエレベーターに直行。この一連の流れには慣れたけど、ギャラリー以外の階はいまだに見たことがない…。

と、どうでもいい前置きはうっちゃって、エルメスで見てきたのがこの「霧の彫刻」と言われている作品。私は今回が初鑑賞でした。映像を見てもらえるとわかるとおり、一定の間隔で霧がシュワーと排出されて、部屋中を満たすと排出が止まり、徐々に霧が晴れていく、というのを繰り返す作品です。目の前が少しグレーがかった光に満たされていき、すぐ近くにいる人も見えなくなる。そして、霧が晴れて行くにつれて人影が見えてきて、こんなに人がいたのかと驚かされる。霧の中で1人ぼっちになって、心細いような自由になったような気持ちがして、徐々に人が見えてくると、この状況を一緒に体感していることに妙な親近感を感じたりもしました。 霧の有無やそのうつろいによって空間や周囲との関係性が変わったように感じるのがおもしろかったです。

この作品のどんな部分が小山さんのイメージと重なったのかと考えると、包まれるような雰囲気かなと。やさしく見守ってくれているんだけど、意外と冷静で、必要以上に接触はしてこず。だけど安心感で満たされているような、場がしっかりと制御されているような。(なんだかMCっぽいw)で、すっと引いていくところなんかも小山さんっぽさを感じます。小山さんって主張しすぎず、存在感を出したりひいたりできる人のように思うから。

 

2.「小山さんの繊細さ」について

内藤礼《精霊》2009年(2006年-)/リボン/幅11mm×長さ7790mm(2本)/神奈川県立近代美術館 鎌倉 中庭

内藤 礼 すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している:神奈川県立近代美術館<鎌倉館>

↓最初の方にリボンの作品がゆれる様子が。豊島美術館の作品なので、上記の作品とは異なるのですがイメージとして。

www.youtube.com

けっこう前に見た作品なので、ほんのりとした印象が残るばかりなのですが、リボンが空気に運ばれてふわりふわりと動く様がなんとなく残っています。自分の中では言語化されずに感覚として残っていた記憶がこの度引っ張り出されました。

こちらの作品からは小山さんの繊細さと、そこにある強さのイメージが導かれる気がしています。繊細さと強さ。風に吹かれながら変幻自在に形を変えつつ、でも素材は変わらないような。小山さんは色々感じて努力して変わって行ってはいるのだけど、それがとてもしなやかなのではないかと思います。

ちなみに豊島美術館にも行ったので、映像にある作品も見ているのですが、神奈川県立近代美術館で見た作品の方が「小山さん」感を感じました。神奈川県立美術館の空間の方が一般的な建物っぽいからかもしれません。豊島美術館のような、この作品のための空間ではないので、どこか不似合いで居心地が悪いような、しっくりこないようなところに繊細さと強さをより感じるのかな。豊島美術館の作品はもっと生命の源泉とか祈りのようなところに意識が行きやすく、神奈川県立近代美術館の作品は人工物と(例えば都市)と人間や自然の関係性とか緊張感に意識がいきやすいのかも、というようなことを考えたりしました。あと、よく覚えていないのですが豊島美術館の方はリボンの両端がとじられていて、神奈川県立近代美術館の方は片側がつられているような形だったようですね。片側が自由に動くほうが複雑な動きをする気がします。(写真を見てもそうだし。)そんな動きから受ける印象もあるんだろうな。

 

まず、この2作品が私の記憶からピックアップされました。そしてこの2作品レベルで小山さんと重なる作品が思い出せずにしばらく苦悩w ちなみに、偶然にも両方日本人女性アーティストの作品なんですよね。だからどうってことではないのですが。さらに、最後にひねり出した3つ目の作品も日本人女性アーティストになりました。無理にまとめたわけじゃないんだけどね?(ちょっとウソ)

 

3.「うれしそうな小山さん」について

曽谷朝絵《Bathtub》2001年/パネルに油彩/164×226cm

Oil 5 / Painting & Drawing / Asae Soya

↓この展覧会で見たのではないのですが、貼り付けた状態でも作品が見れたのでぺたり。

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VOCA2002でVOCA賞を受賞しているアーティストなのですが、実は自分がこの作品をいつ見たのかはっきりと覚えていないんです…。2002年のVOCA展ではなく、その後の別の機会に見たような気がします。それまでにこの作品の写真を見たことがあって、ようやく本物を見られた、と思った記憶があるので。

平面作品ではあるけれど ”雰囲気”や”空気感”を感じさせる作品です。今はインスタレーションも手がけているアーティストなので、空間的な関心は平面作品にも現われているのかもしれません。

うれしそうな小山さん、ってこんな感じかな、こんな感じだったらいいなって思いながら選びました。水分が似合うと思う。小山さんの満ち足りた幸福感には。…なんとなく。

…ということで、

今年も小山さんがこんな気持ちになれるような出来事や場所がたくさんある1年になりますように

 

霧やバスタブ、私が抱いている小山さんのイメージには湿度があるのかも?

繊細な雰囲気の作品が並びましたが、強さに裏打ちされた”やさしさ”があるように、これらの作品にも物質的な確かさとは相反する強さがあると感じています。

それと、私が小山さんをそういう風に見たい時期なのかも(笑)ストレスためずに自分を大事にしてほしいなぁと願っています。

きっと他の方が違う面の小山さんのことを書いてくれているだろうから、私は私の感じる小山さんを。…でした。

 

最後に、昨年のなごり!(今思いついただけなので、他のメンバーではやらんかも~←適当)

今一番、小山さんとリンクする…かもしれないスピッツ

『猫になりたい』収録:シングル『青い車』1994、アルバム『花鳥風月』1999

↓ …視聴部分の切り方にセンスを疑う。←心の声をあえてもらしてみました。

猫になりたい

猫になりたい

  • provided courtesy of iTunes

猫になりたい - スピッツ - 歌詞 : 歌ネット

いわずと知れたスピッツの名曲です。私調べ。(…てないけど。)

「消えないようにキズつけてあげるよ」とやさしく言ってくるあたり小山さんみ…と妄想するとたまりません。キリッ。

 

*1:今年も遅れちゃったよ~。ごめんよ~。

*2:それにしてもちょっと「肉食肉食」言いすぎじゃあないかね?w 一般的な”性欲がある”状態と「肉食」と言うほど”性欲がある”状態は違うと思うのだけど。ちゃんとそっちの意味で使ってるのかな?同じ”モテたい”でも、人の心を惹きつけたいというのと、相手の身体を直接的にモノにしたいっていうのは違うと思うし…。”好き”にだって色々な種類があるし、性欲がわくような相手のことだっていつでも何でも受け入れられるものでもない。肉欲を満たすことは解放や発散としては必要かもしれないけれど、もっと違う意味でも自分自身を大事にしてほしいなーと老婆心ながら思うのです。アイドルの力になる欲ではあるかもしれないけれど、アイドルの魅力ってそれだけではないはずだから。だって性欲の対象にならなくなったらアイドル終わりってことはないよね?身近に感じるかっちょいい兄ちゃん、尊敬する表現者、できる仕事人…そういった憧れの対象にだってなりうるんじゃないかな。ごめん、否定したいわけじゃないんだ。ただ、それだけじゃないんじゃないかってね?…この頃色々あったからなんだか長く書いちゃった。推考した言葉じゃないので脚注に。本筋からずれてるし…。はぁ。

*3:これ似たようなことをいっつも書いてるな…汗

*4:書くためには、改めて情報を調べたりすると、その作品を感じなおすことになるのですね。その時感じたことがぶれていそうで、なんだか難しかったです。