キラキラの方へ。

しがないミソジのゆるふわ雑記

一番輝く場所 : へ行ってみたいという欲望に正直になった話

色々なことが起こっている中、確実に「知らんがな!」案件ですが、今後の整合性のためにご報告します。

NEWSのファンクラブに入りました。

わーーードンドンパフパフーーー。(from自分to自分)

 

NEWSの冬の名曲から『永遠色の恋』をすっぽ抜かしているようなガサツなファンなんですけどね。あと、ん?『Touch』も?え、あ、確かに。みたいな。ひどい。しかも向上心と記憶力がいまいちだから今後もあまり改善されないと思う…。

でも、入りましたー。さらにそのきっかけという「知らんがな!」案件を続けます。

 

【ファンクラブに入るきっかけ】

「俺たちNEWSが1番輝く場所で、お会いできるのを楽しみにしてます!」

J-webに登録する動機となった『増田貴久の○○』のバックナンバーを読んでいたら、昨年のライブについて上記のように書かれていたのです*1。”1番輝く場所”かぁ…と。わかってはいてもご本人からはっきりそう言われてしまうと、ライブに行きたい熱が高まらずにはいられない。それに追い討ちをかけてくる『KちゃんNEWS』での増田さんと小山さんのライブ準備話…。ぐっ。

私的な状況の後押し

1月末に抱えていた大き目の仕事に一段落がついたんです。*2 少しすっきりして、しかも郵便局に納めに行く仕事もあり、しかもしかもスピッツのファンクラブがちょうど更新時期でもあり。*3 振込用紙への記入も一つのハードルだと思うのですが、ライブが発表されたら入ってやるぜ熱が高まった時に振込用紙を作成していたので、準備は万端だったのです、実は。あとは自分が心を決めるだけで良かった。勢いって大事。

振り込んですぐ様々な感情に襲われましたが、これから1年間映像が出るまでもんもんと過ごすことを思えばライブに行くことに挑戦する権利を得られたことだけでも良かったのではないか、今は自意識などは置いておいて欲望に忠実にいた方が精神衛生上も有効なのではないか、と肯定的(?)に考えることができました。

 

【家族の反応】

まだ、ファンクラブに入ったことははっきり伝えていません。

ですが、NEWSにも注目していることは周知の事実となりました。

まず、家族がテレビの前にいる時間にMステを見たのです。星野源氏目当てを装って。(実際に星野源氏も見たかったし。)どうしても生で見たかったとは言え、家族の前で『EMMA』を真顔で見るのはつらかった…修行だった。さらに、翌日はMUSIC FAIR。時間が早い!でも見たい!ということで、家に2台あるテレビの人口密度が低い方をねらい、そこにいる家族の1人には「このごろNEWSも見てるの」と軽いノリで告白してこっそり見ていたら、結局他の家族も来ましてね。インパクトがある歌なので「また見てる…」と。「NEWSはいつも変な歌をうたっている」とか「エマエマエマ~♪」(←憶えてしまったらしい。さすがのキャッチーさ。)とか言われながら見ました。しかし最終的には、家族がどうとかよりもMUSIC FAIR見れて良かったという気持ちが勝った。やーコラボ素晴らしかった!*4 バレてすっきりもしました。今後は大手を振って見られるわ。

 

ライブの抽選結果については、色々な状況の方がいらっしゃると思うのであえて書かなくてもと迷ったのですが、ここまで書いておきながら隠すのも不自然ということで。行けることになりました。多分記憶が飛ぶと思うので、簡単な感想くらいは書ければな、程度のゆるさでいます。でも参加させてもらうからには、精一杯楽しんでくる心持でいることは宣言したい!*5

 

と、いうわけで、ご報告でした。

 

 

【蛇の足】 

なお、今少し話題っぽい件について。私自身は状況を全然わかっていないし、今後も調べないと思うので、的外れな話だったら申し訳ないのですが。”ファン”は大事にされる存在だと思っていて良いと思う(ただし個々人として、ではないですよ)というような、適当なことをゆるゆる書き留めておこうかと。

私はたま~に作品らしきものを作ったりもするので、その際の話をさせてもらうと、自分という個人と接点がない人からの評価というのはうれしいものです(彼らとは規模も何も比べようもないので、だからどうという話ではないのですが)。もちろん評論家的な人や周りの見る目があるスタッフさん的な人の評価は直接的でためになり特別な価値がありますが、仕事でもなく金銭的には何の見返りもないような見ず知らずの人が認めてくれる好んでくれるっていうのは純粋にうれしい。わかってくれているな~というのもうれしいし、少々思い込み激しいな~と思ってもうれしい。その人のものになっていることが、またうれしいから。ある種この世界に自分が存在することを認めてもらえたような気分になります。大げさだけど。(でもプロはそんなレベルじゃないかな汗。)何をしていても自分個人を認めてくれるのが身近な家族や友人や大切な人だとしたら、表現する人間としての自分を認知してくれるのがそうした人々。作家的な活動をしている人の中には、身近なあの人のためにというタイプも確かにいます。*6 でも、自分のことを知らないような人にポンと投げたい、誰かがどこかで受け取ってくれれば良いなぁというタイプもいます。私なんかやりたいことやってるだけ。だから投げたものがよくそのまま落下してる←。

彼らなんか、その受け取り相手を”ファン”ということにしているんだからすごいなぁ、と思うんです。

何が言いたいかっていうと、自分を認めてくれるファンという存在は確実に彼らの力になっていて、だからファンを特別扱いしてくれるような彼らの言葉はウソじゃない、と私は思う、ということ。個々に1人2人減ろうがそれは関係ないだろうけど←。特に彼らのようなお仕事の場合、社会的な側面における彼らの存在を支え保たせ形作らせている存在の一つは”ファン”であって。決して彼らへの脅迫的な意味じゃなく。身近な人とは異なる大切さがある、はず、だと。だから、ファンが大事だと伝える言葉を”ウソ”と捉えて傷つかない方が良いのではないか、と強く思うのです。若い方々も。そうした言葉が信じられないというのは、彼らとファン、両者にとって悲しいすれ違いなんじゃないか、と。

こんな風な受け止め方を割り切った冷めた考え方だと言われたら、それはそうかもしれないとも思う。色んな人がいるし、彼らにどういうことを期待しているかも各々違う。だから、どう感じてもしょうがないし、それを否定したり変えたいわけじゃない。事実がどうなのかということと感情はまた別の次元のことでもあると思うし。ただ、あくまで個人的にはこう思うのですが…こんな風に考える人間もいるよ…ということです。(”思う”多いな…。)

まー私自身も今後どうなるかなんてのはわかんないですけど!ちょこっとは「お」となったりすることもあるし。自分の中の”現在の彼ら像”を微調整するのに、ほんの少し時間を使ったりも。

 

うーん、また余計な話を付け加えてしまった…。熟練の方々ばかりだと思うので、言われるまでもない!という話ですよね。何かたいそうなことを言いたいのではなく、今思ったことを書いておきたかっただけ。とりとめもなく終了しますー。

 

 

…さっきまでの話と全然違う曲ですが、下記、先日ライブに行ってすごい良かった天才バンドから『君が誰かの彼女になりくさっても』。*7 この曲について、私は友人とかを思い描いてぐっと来るのですが*8、距離感は全く違うもののファンとしての自分を当てはめて聴ける人もいるかもなーと思ったりして。ライブ行ったばかりなので、ただ単に紹介したいだけという衝動と共にお送りします。私は、交わらない道を生きていてもずっと好きでいていいんだな、とさみしくも少し気持ちが軽くなるのですが、身近な人であった”君”との別れの歌なので、かえってつらく感じる人もいるかもしれません。でもいい曲だなーって。今はまっている曲のこじつけ押し売りコーナー!w(”w”じゃない)

天才バンド

www.youtube.com

*1:このようにメモっていたのですが、ニュアンスメモだったか厳密メモだったかうろ覚え。間違っていたらゴメンなさい。

*2:1月にブログをはじめたのは現実逃避的な側面が大きかったのですよね~。ダメ人間…。でもおかげでストレス発散にもなって、精神衛生上すごく助かりました。

*3:めちゃくちゃ蛇足なんですけど、スピッツからの更新ありがとハガキで、草野さんはクリスマスの星飾りを大きくしたようなモノを、﨑山さんはピストルを、田村さんはトランプを持っていたんです!なんじゃこの偶然は!と驚きました。星や銃はまあわからなくもないとして、トランプってなんだか意外なような。ちなみに三輪さんはピックのネックレスをつけていたけれど、アイテムは特になし。…サングラス?

*4:小山さんの服いいなと思ったので、私服と知ってびっくり。さすが似合ってる!

*5:今は増田さんのソロでいかに涙せずに耐えるかを考えている。…音源もまだ聴いていないのに。「絶対的な愛」おそろしや。

*6:○○さんに評価されたくて、○○さんに見せたくてやってる、って言う友人もいた。そうやって対象となる範囲を具体的に狭めた方がいい作品ができるっていう話をきいたこともあるかも。正しいのかどうかは知らない。作品の傾向や目指すところにもよるのかもしれないし。

*7:ライブでは聴いていない曲なのですが←。

*8:ジョージ朝倉さんの『ハッピーエンド』みたいな

朝に消えるまで : 『Snow Dance』の歌割りに見る妙

『EMMA』カップリングの各曲についての印象を書きとめておきたいと思います。

まずは『Snow Dance』と『スノードロップ』、雪の2曲から。『Snow Dance』の話が自分の中で盛り上がったのでタイトルにしてしまった…『スノードロップ』ごめん!

(ちなみに”妙”というのは”「いうにいわれぬほどすぐれていること。きわめてよいこと。また、そのさま。」という方の意味で使用しています。みょう【妙】の意味 - goo国語辞書

 

『Snow Dance』:初回A、B、通常版収録

前奏の段階で、頭の中に雪がちらつきました。デジタルのあの丸くてフワッとしてすっと消えていくような雪。 軽くて儚く幸せになれそうもない感じ…←。しかし、舞い踊る雪のイメージはまさにスノーダンス。

そして歌詞もあわせて聴いてみると、パートごとにかなり意識的な色付けがあると感じました。*1

Snow Dance - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

①描写の特徴と内容 ②パートのテーマ(ざっくり) ③歌い方の特徴(分析というより印象)

小山さんパート:

泣きそうに降る粉雪

灰色の空に

明日を探している僕らがいた

静かに舞うため息

夜に溶けてく 夢だけ残して

 ①一歩引いた心理的な情景描写 ②失望 ③感情をおさえた切ない歌い方

加藤さんパート:

もう何もいらない 二人の現在(ばしょ)があるなら

未来などいらない

掌の輝きを絶やさずにいたい

 ①独白的な心情描写 ②抵抗 ③語尾伸ばしめで秘めた熱さを感じる歌い方

手越くんパート:

この夜に抱かれて

叶わないと知って

Tonight

 ①短く強い端的で心理的な状況描写 ②運命 ③高く強い刺すような歌い方

増田さんパート:

君とLet's do the snow dance

今はLet's do the snow dance

今日はLet's do the snow dance

せめてLet's do the snow dance

 ①英語を含んだ比喩的な行動描写 ②慰め ③やわらかく受け止めるような歌い方

 語彙力が無さ過ぎてつらい。”状況描写”って言わないですよね…。ニュアンスで!

 

小山さん(情景・失望)と加藤さん(心情・抵抗)、手越くん(運命・剛)と増田さん(慰め・柔)が互いを補完しあっている印象。一人ひとりが歌うことを最大限に活かし、歌詞においても歌い方においても、たぶんメロディーや音色においても、個々を際立たせるつくりになっているんだなろうなと感じました。同じ人物の心理を様々な方向から語っていておもしろい。個々のパートが層になって重なり一つのイメージを作っているよう。

また、パートの振り分けが絶妙。小山さんの声からはじまるのがしっくり。ためこんだような切なさが板についている。*2 加藤さんの人間味のある声にはだだっこのような青臭さのあるかわいらしさを感じます。手越くんの声は男前。運命を告げるだけある、手越くんだからこその説得力。*3 そして増田さんはやっぱりファンタジーの世界に片足をつっこんでいる。「雪に願うよ」の後の部分大サビ?では地声っぽいささやくような歌い方でドキッとする…ただの感想。

 

一言ずつの部分もやはり同じような印象。

小山:雪の音に隠れ

加藤:君を愛せたなら…

手越:朝に消えるまで

増田:二人Let's do the snow dance

一人1フレーズずつを歌うところ、好きです。まんまと引っかかる幸せw

そして個々のパートが同じ人物の多様な視点を現わすとしたら、最後の最後に全員で歌ったときにようやく人格が統合される感覚があっておもしろい。

 

ふと思いましたが、増田さんの「雪に願うよ」って「雪」を音読みして「セツ(切)に願うよ」 とかけていたりしてますか?してないか。「雪」に願うなんて心もとなさ過ぎるだろう…と思ったもので。この場合は今だけは消えないで的な儚い願いという受け取り方で良いのかな?加藤さんパートで「掌の輝きを絶やさずにいたい」→「~日々が僕らの永遠 ひと時の輝きを忘れずにいたい」とされているので、だとすると「雪」は消えてしまうものと知りつつ、その輝きに”永遠”を見る、つまり「記憶」に留めたいという願いなのか…。

それと、最後のすっと消える終わり方も印象的ですね。朝に儚く溶けたのか、”雪の音に隠れ”て音のない世界へ2人入っていったのか、などと妄想。雪に願って留めた過去の記憶からふと現実に戻った、というようにも思えるかも。すっきりしつつも不思議な余韻がある。

 

第一印象は「ああ…小室ファミリー…」と、電子音 × 冬の歌=小室ファミリーという短絡的な脳みその私は思いました。世代なもので。*4

でも間違いなくNEWSによるNEWSのための曲でした!増田さんの歌割り提案すばらしい。*5 そして、それをNEWSにフィットするばかりか、それぞれの魅力を引き立たせるような上質な形で実現する作詞作曲のヒロイズムさんの深いNEWS愛を感じました☆

 

 

スノードロップ』:通常版収録

スノードロップ - NEWS - 歌詞 : 歌ネット

あっまーーーーい!アイドル!!な曲、という第一印象。「あなた」呼び!

そして”ドロップ”にちなんだ水音がおしゃれ。花や葉に落ちる水滴のようにも、溶けていく雪から滴る雫のようにも。

増田さんを筆頭に、全体的にやさしい歌い方。加藤さんの声も色んな表情があるなーと感嘆。手越くんのやさしいフェイクが気持ちよい。一瞬静かになってから小山さんが入るところ、そこから盛り上がりがぐんとくるところがやっぱり好きです。あと「足跡は消えていた」の短く切って歌うところ、上がります。

「さよなら 別れの交差点 足跡は消えていた」をどう受け取ったらよいのか…。「愛しくて苦しくて」「沫雪(あわゆき)消える前に ふたりだけの足跡を残して」「これが最後の朝じゃないと」という流れを考えると、やはりこれは一時のみの逢瀬で、それぞれの道に離れ離れになっていくのかなと感じます。こんなにやさしげな曲調なのにナゼ?!いずれは幸せになって~と願ってしまう。終わりはあたたかい朝の光が差すようで、さみしいけれど新たな旅立ちを感じて少し救い。*6

『Snow Dance』と異なり全員が同じ雰囲気をかもしだす。その世界にひたりたい。

 

 

特に『Snow Dance』の初聴き時には、冬の定番路線できたな~と感じましたが、NEWSにはこうしたタイプの冬の曲はなかったのですね?NEWSの冬の曲と言えば『NEWS LIVE TOUR 2015 WHITE』の2曲と『ザ少年倶楽部プレミアム』で披露された2曲という超初心者の私にははっきりとは言えないですが、しっかり住み分けをしながら曲作りをされているんでしょうね。様々な”切なさ”を歌い方でも表現しているのがステキ。(でも、幸せになっていいんだよ?)

それに80~90年代ブームらしいし?『マツコの知らない世界』で「小室プロデュースの世界」とかやっちゃって小室さんが出ちゃうくらいだし?新鮮に聴ける若い世代と懐かしく聞ける大人世代にちょうどはまる設定なのかな~などとぼーっと考えたりしました。幅広い支持を得られそう!

 

2/20追記:

realsound.jp

はわわわ。専門家から見た専門家のお話ってやっぱりすごい。専門家目線でも注目されるヒロイズムさん × NEWS…。

一方、カップリングの「Snow Dance」もアヴィーチー「Wake Me Up」以降のテイストを感じさせるEDMポップなのだが、こちらは清涼感あるシンセの音色とサビの情熱的なメロディが印象的。「EMMA」のような飛び道具感はないが、すごく力の入った曲だ。

つくる人達が込めているものの15%も受け取れていないかもしれないし、自分の感受性にすごくがっかりすることもあるけれど…。こうした情報を補足させてもらって、楽しんで見て聴いていきたい!

 

スノードロップ』が収録されている通常版↓ まだ初回もあった!

tower.jp

 

*1:2/12の『関ジャム完全燃SHOW』谷村新司さん解説で聞いた「目線の使い分け」という話をきっかけに歌詞を見てみました。番組では「主人公が私の物語」「主人公が相手の物語」「第3者から見た物語」「空(俯瞰)から見た物語」という4種の分類が紹介されており、その中では『Snow Dance』は「主人公が私の物語」にあたるかと思います。関ジャム、良い番組だよなぁ。この回では草野さんも取り上げられていてほくほくw

*2:冬の定番小室ファミリーに鼻にかかった声のボーカルの方のイメージがあるからか、小山さんの声がなじみまくってます。

*3:手越くんにはいつか[Alexandros]『ワタリドリ』を歌ってほしい←いきなり願望をつっこむ。

*4:最初「増田さん、マーク・パンサー感ある…」と思っていたのですが(両方になんか失礼)、確認してみるとマークさんはラップなので全然違う。ただ、やさしめの声で英語詞を歌っている点と今回各メンバーの役割がしっかり区別されている点、手越くんとの掛け合いで歌っている点にそういう印象を受けたのかも。強く歌い上げる手越くんの横でフワッと歌う増田さんを想像すると、うーん…おもしろい画になってしまわないかな?と少々不安を抱いたのですが、『ザ少年倶楽部プレミアム』を見たら全然違和感がなく、増田さんもライブバージョンでちょっと強めに歌っており、歌い上げる増田さんの声好きとしては「こっちの方がイイかも…」とひそかに思ったりしたとかしないとか。

*5:たまには歌割りで遊んでほしい派かも。嵐の『Miles away』も新鮮で好き。大野さんありがとぉ。

*6: そう言えば『EMMA』も『Snow Dance』と『スノードロップ』も、朝が来たらサヨウナラ、な曲なんですね。汗

忘れないでね 大人に戻っても : NEWS『NEVERLAND』発売決定によせて

単に好きなものに好きなものをぶつけるタイプの、盛り上がりと勢いにまかせて自分の趣味をぶっこんだ系の内容です。誰得って?私得だよっ!!っていう。(でも真剣に選んだ!短時間にだけど!)*1

 

【大人になるってどういう事?】 

NEWSの新アルバムのタイトル『NEVERLAND』。そう、永遠の少年ピーター・パンが住む国の。*2

このアルバムタイトルを知った時、震えました。

メンバー全員が30代に突入する年に出すアルバムが『NEVERLAND』!?!?!?!?

熱い!!!!熱すぎる!!!!なんて膨らましがいのあるテーマ!!!!これを考えた人、すごい!!!!すご過ぎる!!!!すばらし過ぎる!!!!と、もう聴く前から泣きそうです。

 

と、いうのも、30代前後のネバーランドは一筋縄じゃいかないから。世間で言う立派な大人、しかし外面よくして35歳、まではいってない。つまり過去をふりかえる大人目線からも、希望がいっぱいの子ども目線からも*3夢と現実の間で悩む青年という目線からでもテーマを設定できるんですよ。なんてステキ!!!!すばら!!!!ですよ、奥様。

炎のような熱さ、水のような安らかさ、希望の光と高揚の踊り、そして不思議さと絶対的な愛。
そんなすべてが揃う夢のサウンドと、圧巻のエンターテイメントがここにある。。

ん?アルバム紹介文には、大人とこどもが関連してきそうな雰囲気はまるでないな…。←

しかし、めげずに図解してみた。↓ 棒人間のいる位置が、NEWSの取りうる立場、矢印はどういう目線で語れるか、の可能性です。…ちょっと矢印がくどいですけど。 

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大人とは?大人になるとは?人生の永遠のテーマの一つですよね(そうなのか?)。少なくとも、私はそう思う(適当)。しかもピーター・パンには恋愛要素もあるし、冒険シーンもあるし、ファンタジックにも語れるし、なにより、多くの人と事前に何らかの前提を共有できるし。*4 ネバーランドって完璧じゃないですか?!

それに、一般のミュージシャンだと、なかなかそこまで色んな目線では語れないと思うのですよね。歌がウソっぽくならないよう、本人のもつ雰囲気に反しない幅の中で語ることになりがち、というか。*5 しかし、ここで出てくるのがアイドルの強み彼らは何にでもなれる。特にNEWSは。*6

是非色んな角度から切り込んでほしい。期待が膨らみます。

tower.jp

 

【NEWS×ネバーランド

ということで、ここからは趣味に突っ走りますのでご注意を。

NEWS×ネバーランドというワードで妄想を膨らませて、勝手に各メンバーに似合うんじゃないかな~という曲をセレクトしてみました。もしこれらの曲を知らない方に(知ってる方にはメジャーな曲ばかりかと思いますが)、興味を持ってもらえたらいとうれし。

なお、私の好みと世代感がだだもれています。しかも好みはせっまーいし、その中でもなぜこれを選んだ?みたいな曲もあるかもしれない。*7 もっとあれがあるだろう?みたいな。しかも音楽の知識もないし、加藤さんみたいにプロデューサーがどなたかとか全然わかってない(開き直った)。今回は冷静に考えてないから!勢いで記憶の強いものから選んだだけだから!単に好きな曲の中から選びたかっただけなんだよ!という言い訳を叫ばせていただき、はじめます!!!!

 

加藤さん Gotch『Can't Be Forever Young / いのちを燃やせ』*8

Can't Be Forever Young / いのちを燃やせ - Gotch - 歌詞 : 歌ネット

Gotchとは、バンドASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターの後藤正文さんのソロ活動名です。

立場的には大人に差し掛かっている「青年」ポジションの曲ではないでしょうか。ネバーランドにはもう行かないぜ、っていう。

深刻面して「アーティスト」たちが何だか言ってら

自己啓発セミナーみたいな言葉にメロディー乗せてさ

とはじまるこの曲。淡々と皮肉を吐いているような前半。しかし他人を批評するだけで自分は何もしない人間ではなく、実は熱い。そしてぐっとくる。

世間を呪うヒマなんてないさ

いのちを燃やしたいだけ

この曲は私の中での加藤さんのイメージにけっこう重なります。色んな面がある人だとは思うんですが、こういう一面もありそうだな、と。(小説を読んでいないのに、勝手なイメージでゴメン!←) 自戒している、という方向であるかもしれない。

それと、”つくる人”感がある曲だということも加藤さんをイメージさせる要因なのかもしれないです。

それでも永遠を願ってしまう

一瞬だけ入るこの言葉が、効いています。言葉のリズムも他のところとは違っていて印象に残る。アイドルとしての加藤さんはこちらを演じる…信じる?

↓この曲は1:12~1:24あたり。

www.youtube.com

↓アマゾンでは別の部分が試聴できる。

Can’t Be Forever Young

Can’t Be Forever Young

 

 

増田さん  スーパーカー『YUMEGIWA LAST BOY』*9

スーパーカー/歌詞:YUMEGIWA LAST BOY/うたまっぷ歌詞無料検索*10

これも「青年」ポジションかな。ネバーランドでモラトリアムっている少年~青年期という雰囲気。増田さんがそうだということではなくて、こういうイメージが似合うのではないか、という選曲理由。『Sky Beautiful』の前半の雰囲気を思わせるような。アーティスト*11 感がある。

夢際のラストボーイ 永遠なる無限 触れていたい夢幻

夢際のラストボーイ 永遠なる夢限 揺れていたい夢幻

言葉を繰り返し、「無限」「夢限」などと一言一言を微妙に変化させて重ねていくところもイイ。音で聴く分には同じですが、歌詞を見るとさらにふわっとまとう感覚がある。

音とことばが溶けていき、ずっと続いていくかのよう。感覚的に語りたくなる魅力も増田さんのようです。

浮遊感に身をまかせたい。ファンタジー増田。

YUMEGIWA LAST BOY

YUMEGIWA LAST BOY

 

小山さん フジファブリック若者のすべて*12

若者のすべて - フジファブリック - 歌詞 : 歌ネット

立場的には、青年期と大人を行ったり来たりしているような。基本大人界にいるのだけど、時につらくなったりする。

前にスピッツ『テクテク』を小山さんに重ねてみたので、もう少し違う明るめの雰囲気を持ってきたいなと探したのですが、ピンと来るものがなくて。切ないけれど、期待を持たせる終わり方をする曲なので許してほしい。*13

たぶん小山さんはこの曲よりは年齢感が上だとは思いつつ。花火とか行っちゃって、こんな感じだったらかわいいな、と思って選びました。少し過去の青春時代を思い出す雰囲気で。『恋祭り』感も少々。

真夏のピークが去った 天気予報士がテレビで言ってた

小山さんをイメージするとちょっとおもしろい。←

世界の約束を知って それなりになって また戻って

というところが、大人と青年の行き来ポイント。大好きです。

すりむいたまま 僕はそっと歩き出して

ここも、小山さん感あふれてる。(私の中で)

↓全部聴けるなんて贅沢だなぁ。アルバムも私が言うまでもなく名盤です。

www.youtube.com

 

手越くん KIRINJI『真夏のサーガ』

真夏のサーガ - KIRINJI - 歌詞 : 歌ネット

手越くんについては、特に、私には手越くんがこう映る、という目線で選ばせてもらいました。歌詞も主人公の”君”を見守る視点で描かれている曲です。

夏というネバーランドにいます、手越くんは。

作詞作曲の堀込高樹さん曰く「体力が少しずつ衰えていく一方で、子どもたちはどんどん成長していく。そういう現実に影響されていると思う」*14 とのこと。わりとひねった詞を書かれる方ですが、この詞はどこを切ってもまぶしい。フェスを意識してつくった曲ということで、はちきれんばかりに力強く高揚していくのも手越くんをイメージさせる気がします。

南風は夏の使者

囚われ人を解き放つ

旅をしよう

見知らぬ友を求めて

 始まりはゆったりした雰囲気。でも早速冒険に出発してしまいます。手越くんですよね、この少年は(←)。ちなみに「アンセム」が歌詞に出てきたりも。

色あせた夢は昨日の太陽に焼べたね

この1フレーズが入っていることで深みが出て、光の強さがさらに増すように感じます。少しNEWSの歴史にも重ねて見てしまう。だからこそ輝くんだなぁなんて。

真っ赤な夏のサーガ

君こそは英雄

響け、夏のシンフォニー

あるだけの知恵と魔法を信じる心で

君は奇跡を起こせるか

光のこどもたちよ!

どんどん盛り上がってくるに加えて、まぁ、強い言葉が並ぶ。でも”君”も手越くんもこのまばゆさに負けない!(新興宗教?) アイドルを見ているとこういう気持ちになることもある。胸がいっぱい(精神状態)。

ネバーランドで生きていくことを決断した人というのも、自分の生き方を決めてそこに向きあって生きているという意味では完全なる”大人”だという気もします。

全然「光のこどもたち」じゃない人でも励まされる、力が湧く曲です。 何度聴いているかわからない。

↓いいところで切れてるな~。

真夏のサーガ

真夏のサーガ

  • KIRINJI
  • J-Pop
  • ¥250

 

なんだか想像以上に長くなった…。でも楽しかった~w

きっとここに上げたような目線で作られる曲は1つあるかないかなんだろうな…とは思いつつも、NEWS×ネバーランドの妄想は止められなかった。後でふりかえって、この記事恥ずっっとなるのだろうな…。

とにもかくにも、どんな曲が聴けるのか、今から本当に楽しみです!

 

そして、NEWSの話になんで別の曲をぶちあててくるんだ?っていう素朴な疑問については、どっちかに興味がある方が別の方にも興味を持ってもらえたらなんて下心もあるけど(そこまで文才があるとも思えないし)、大部分の動機はただただ好きなことを語りたいだけ、である。

 

タイトルはスピッツ『未来コオロギ』より。「行ったり来たり できるよこれから」という歌詞に続く部分です。ここで「大人に戻っても」としたことに、草野さんは自分が大人になったことを感じたんだとか。↓

2013年9月4日:アーカイブ|TBSテレビ:オトナの!

未来コオロギ

未来コオロギ

 

*1:ブログは書いても週1にしようと思っていたのに書かずにはいられなかった…。

*2:きっと『ピーター・パン』関係の何かを摂取しておけば、すこぶる楽しめるに違いない。でも、そうしたものを摂取する前に聴いて、その後摂取して、そうして印象の変化を楽しむなんてのも良いかもしれない。もうワクワクが止まりません。ちなみに私は今のところディスニーとハウ世界名作劇場(歳がばれる)のイメージがかろうじてあるくらい。

*3:ここはファンタジーの力を借りても良いし。『ポコポンペコーリャ』を歌えたNEWSならできる!

*4:『関ジャム完全燃SHOW』で音楽プロデューサーのいしわたり淳治さんが、SKE48『金の愛、銀の愛』について、童話をベースにすることで、説明しなくても共有できるイメージが作られていることをほめていました。この路線だね。

*5:それがマイナスとは思わない。自分の表現したものよって結果的にイメージが作られるわけだし、それは曲の強さであり魅力になると思うから。自分についたイメージをひっくり返してくる場合もあるし。もちろんこれに当てはまらないファンタジータイプの方もいるとは思います。※作詞作曲を自分たちでしているミュージシャンをイメージしてます。

*6:『EMMA』で新たなキャラクターを登場させたばかり。

*7:全アルバムを持っているのはスピッツくらいなもので…。でもインディーズ時代のものはない。

*8:ラジオで一聴きぼれした。ラジオって出会いがあるから楽しい。

*9:あ、そか。映画『ピンポン』の曲か。作詞はJUNJI ISHIWATARI→現音楽プロデューサーのいしわたり淳治さん。スーパーカーの方だったとは驚いた。スーパーカー『cream soda』とも少し迷った。全然関係ない話ですが、加藤さんはフルカワミキさんの声好きそう。

*10:Uta-Netの歌詞が間違っているようでしたので、こちらから。(「無」と「夢」の部分)

*11:”ミュージシャン”のことじゃなくて、”芸術家”の方のアーティスト。

*12:すごい想い入れの強い方も多いのではと思ったので、軽々しく引っぱりだせないとは思いつつ。名曲だから聴いてほしくもある。

*13:まずスピッツのタイトル曲をイメージした。他には、真心ブラザーズサマーヌード』とかどう?と思ったんだけど、山Pというあまりにも近い人が歌っていたので断念。『サマーヌード』の小山さん…エロさが良いと思う。

*14:インタビュー:ほかの誰でもないKIRINJIのポップス、ストレートでシンプルな新作「真夏のサーガ」 - CDJournal CDJ PUSH